横浜医療情報専門学校の学生が「日本ビジネスデザイン全国発見&発表会Ⅵ 2019-2020」において特別賞『人が生きる賞』を受賞しました。

 10月27日(火)、神田明神ホール(東京都)にて開催された、「日本ビジネスデザイン全国発見&発表会Ⅵ 2019-2020(主催:テレコムサービス協会、ICTビジネス研究会)」において、横浜医療情報専門学校 医療IT科の2年生3名で構成されたチーム「BODYランゲージ」が、自ら開発した医療従事者向け作画支援ツール「BODYMO(ボディモ)」について発表を行い、特別賞『人が生きる賞』を受賞しました。

 「BODYMO(ボディモ)」は、リハビリの現場で理学療法士が、患者の姿勢や身体の動き等を記載した報告書を作成する際に使用する、スティックピクチャー(人間を棒に模した図)の作画支援ツールです。パソコンやタブレット上で、人の形をした3Dモデルを自在に動かすことができ、ボタンを押すことで、容易に3Dモデルをスティックピクチャー化します。作成したスティックピクチャーは、電子カルテ等に取り込み、利用することが可能です。

 本ツールの開発にあたり、同校学生は、本学園横浜リハビリテーション専門学校にて、理学療法士を目指す学生や、理学療法士としても活動する同校教員に、日頃、改善して欲しいことや負荷がかかっている作業について、ヒアリングを実施しました。ヒアリングを通して、スティックピクチャーを作画する際には、Excelなどのソフトの図形ツールを使用して作画しており、多大な時間と手間を要しているという課題が浮き彫りとなりました。この課題を解決し、業務効率化に繋げることを目的として、本ツールを制作するに至りました。

 審査員からは、理学療法士用という業務領域に特化した点と、今後の拡張性について評価され、また、理学療法士のさらなる業務効率化を促し、作業の効率化によって得られた時間を、超高齢社会への貢献に寄与することを期待されました。
今回の受賞を受けて、開発メンバーの一人は、「今回、特別賞を受賞することができて本当に嬉しい。今後は、実用化に向けて、人間の骨や筋肉の動きなどを3Dモデルで忠実に再現し、よりリアルな身体の動きを表現できるよう、改善を進めていきたい。」と、今後の展望を語りました。

 本コンテストは、優れたビジネスモデルに対し表彰を行うとともに、商品化・資金支援・販路拡大など、既存事業の活性化および起業家を育成・支援する枠組みを提供することで、参加する個人や企業に成長と収益をもたらし、地域経済・日本経済を活性化することを目的としたものです。

 本コンテスト出場に際して、同チームは、関東大会での「総務省関東通信局長賞」受賞を経て、関東ブロックの代表として出場いたしました。

BODYMO(ボディモ) BODYMO(ボディモ)
コンテストの様子 受賞学生
BODYMO(ボディモ) BODYMO(ボディモ)
BODYMO 3Dモデルの様子 BODYMO スティックピクチャーの様子

 

【大会概要】
 ◆名 称: 「日本ビジネスデザイン全国発見&発表会Ⅵ 2019-2020」
 ◆日 程: 2020年10月27日(火)
 ◆場 所 : 神田明神ホール(東京都)
 ◆主 催 : テレコムサービス協会 ICTビジネス研究会
 ◆参加者 : 全33チーム(キャンパス部門17チーム、ビジネス部門11チーム、社会起業家部門5チーム)

 

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