岩崎学園が「GREEN×EXPO 2027」VIPアテンダントスタッフユニフォームのデザインを制作します

GREEN×EXPO 2027会場イメージ(提供:GREEN×EXPO協会)

本学園は、2027年に開催されるGREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)において、国内外の賓客をお迎えするVIPアテンダントスタッフのユニフォームデザインを制作することになりました。本プロジェクトは、公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会が主催し、教育と産業が連携してユニフォームを制作する取り組みです。学生が手がけるデザインは、会期中にスタッフが実際に着用する予定です。

また、本学園は2027年に創立100周年を迎え、本取り組みはその記念の年に実施される産学連携プロジェクトの一つとなります。

詳しくはこちらのプレスリリースに掲載されています。

学生が社会に届くデザインに挑戦

本プロジェクトでは、横浜fカレッジや横浜デジタルアーツ専門学校などでファッションやデザインを学ぶ学生がユニフォーム案の制作を担当します。以下の複数の要件を満たしながら、国際博の顔となるデザインを検討しています。

  • 祝祭感×フォーマル
  • ジェンダーフリー
  • 暑熱対策
  • 環境配慮


授業内の演習にとどまらず、社会で実際に使用されるユニフォームを制作するため、素材や機能性、パターン設計など、実務を前提としたプロセスを学ぶ貴重な機会となっています。また、制作の過程はSNS等で順次公開される予定で、学生の取り組みを広く発信していきます。

地元企業・素材メーカーと連携して制作します

完成した学生デザインをもとに、横浜市中区に拠点を持つ株式会社ダイイチが製品化を担当し、東レ株式会社が機能性とリサイクル原料を両立させた先端素材を提供します。学生のアイデアが専門家の技術によって実用レベルへと仕上げられることで、学びを社会につなげるプロセスを体験します。

デザインアドバイザーによる特別講義と個別指導を実施しました

本プロジェクトの開始に合わせて、デザインアドバイザーを務める江角泰俊(えずみ やすとし、以下 江角氏)氏(EZUMi デザイナー)が参画し、特別講義と学生への個別指導を行いました。講義では、国際博に求められるユニフォームの役割や、プロのデザインプロセス、素材選定の考え方など、実務に直結する内容を解説いただきました。

特別講義の様子

学生たちは自身のデザイン案を江角氏に直接見てもらい、図面の構造、機能性の付加、ジェンダーフリーを実現するパターン設計など、多角的な視点からアドバイスを受けました。これにより、ユニフォーム制作に向けた表現の精度を高め、社会実装に向けたデザインの考え方を深める機会となりました。

学生が制作したスケッチをもとに個別指導を受ける様子

デザインアドバイザーの江角泰俊(EZUMi デザイナー)

ロンドンのCentral Saint Martins卒業後、Alexander McQueenやAquascutum Londonで経験を積み、2010年に自身のブランドを設立。建築的な構造美を取り入れたミニマルなデザインを特徴とし、国内外でコレクションを発表。ユニフォームデザインからアートディレクションまで幅広く手がけています。



GREEN×EXPO 2027へ向けた今後の予定

プロジェクトは2025年から準備が始まり、2026年にはデザイン発表を予定しています。完成デザインは量産を経て、2027年3月19日から開催されるGREEN×EXPO 2027の会期中にVIPアテンダントスタッフが実際に着用します。会期終了後はユニフォームの回収・リサイクルも行われ、環境配慮につながる取り組みとして実施されます。

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