
日本経済新聞電子版「未来面」に、情報科学専門学校の学生のアイデアが掲載されました。
本学園情報科学専門学校の実践AI科3年生 久川凌さんのアイデアが、日本経済新聞 電子版「未来面」(11月28日掲載分)に掲載されました。
未来面は「読者や企業の皆さんと一緒に日本の課題について考え議論する」企画で、日本を代表する企業のトップの方々からの課題について、読者が未来の日本をつくるアイデアを400字に整理し提案する、双方向型の企画です。
今回は、JFEホールディングス 代表取締役社長の柿木厚司氏が提示した「カーボンニュートラル実現へ日本がすべきことは?」という課題に対して、同校学生が、自由な「発想力」を活かしたアイデアを提案しました。
アイデア提案に際しては、同校にて、株式会社日経HRによる「仕事で役立つ 個性ある文章作成&アイデア発想のコツ」についての講座を実施しました。
同社によると、企業は新入社員に対し、専門スキルに加えて「アウトプットする力・文章力」を求めており、特に将来様々な業界や職種と接点を持つことになる「IT人材」には文章力が不可欠と言われています。
講座では、自分の考えを分かりやすく伝えるための文章作成のコツや、アイデアを考えるコツとして「自分の身の回りの視点から発想し、その後、他の領域や異分野に拡げて考える」こと、フレームワークの手法などについてレクチャーして頂きました。
本学園では今後も、学生が楽しく実践しながら、「高い専門性」や「発想力」を活かしたアイデアを発信していくことが出来る教育カリキュラムに力を入れてまいります。
久川 凌さんのアイデア
「ミドリムシの時代に」
私は成長の過程で二酸化炭素を吸収し、酸素を生み出すミドリムシこそがカーボンニュートラル実現の鍵だと考える。
その理由はまず、多くの地域で簡単に培養ができることだ。既に大量培養にも成功している。次に、石油製品の代わりにもなることだ。ミドリムシは再生可能なバイオ燃料になり、プラスチック製品の材料にもなる。特に石油のような有限資源ではなく、増産が可能な無限資源になりうることにも注目すべきだ。
最後に、日本人の「新しいもの好き」という気質に、ミドリムシ活用の新規性、発展性が合致していると思うからだ。しかし、ミドリムシの素晴らしさは広く知られていないので、もっと情報発信が必要だと感じる。例えば、ミドリムシフェスティバル。楽しく学べて、印象に残る催しがあると興味を持つ人がきっと増えるだろう。
ミドリムシは地球にやさしく様々な活用方法があり、可能性に溢れている。21世紀の日本はミドリムシの時代にすべきだ。
掲載先
日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD155950V11C22A1000000/
講座受講の様子


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