岩崎学園 7校合同アイデアソン(オンライン)』を開催しました。

 本学園の専門学校全7校(情報科学専門学校、横浜医療情報専門学校、横浜fカレッジ、横浜デジタルアーツ専門学校、横浜リハビリテーション専門学校、横浜保育福祉専門学校、横浜実践看護専門学校)は、8月1日(土)に、オンライン上での「岩崎学園 7校合同アイデアソン」のイベントを開催いたしました。

 アイデアソンとは、アイデアとマラソンの造語で、ある特定のテーマについて多様性のあるメンバーが集まり、対話を通じて、新たなアイデア創出やアクションプラン、ビジネスモデルの構築などを短期間で行うものです。IT業界を中心に広まり、さまざまな業界で活用されている共創型(Co-Creation)のイベントです。
 本イベントは、昨年度リアルイベントとして実施いたしましたが、今年度は現下の社会情勢を鑑み、本学園で実施しているオンライン授業のノウハウを生かし、新たにオンライン上で実施することとなりました。

 当日は、「子どもとIoT」というテーマについて、7校の学生合計約80名が自宅から参加し、学校の枠を超えた18グループに分かれ、通話やチャットの機能を有する、オンラインビデオ会議ツールと、インターネット上で、リアルな環境と同様にスライド・付箋を共有可能なツールを利活用しながら、日頃学んでいる、ITやファッション、クリエイティブデザイン、医療、保育などの専門分野の知識や視点を生かしてアイデアソンに取り組みました。

 ホテルや空港の旅先や、電車内など、日常生活のさまざまなシチュエーションにおける、子どもの行動に関する事象や諸課題などについて整理を行い、人感センサーや、AIスピーカーなどのIoT機器を活用した解決方法を挙げ、ディスカッションを行いました。また、医療事務や医療ITについて学ぶ学生からは「子どもの食物アレルギーの管理」や、理学療法士・作業療法士を目指す学生からは「障害を持つ子どもの対応」についてなどの課題が上がり、また、ITのプロフェッショナルを目指す学生がIoT機器の活用方法などを、他校の学生へ提案するなど、活発な議論が行われました。

 最後にまとめとして、各グループ別でのプレゼンテーションを行い、参加者投票にて優勝チームを決定しました。優勝したチームは、電車内で、子どもが退屈などから、大声を出してしまう事象の解決のアイデアを披露し、Bluetooth(近距離間無線通信技術)機能、VR(ヴァーチャルリアリティ(仮想現実))技術を用いて、電車の運転席から見える景色を、子どもにスマートフォンでリアルタイムに楽しく観てもらおうという、学生らしい着眼点、発想からのアイデア提案を行いました。
 オブザーバーとして、ご参加頂いた、IT企業や行政関係者の方々からは、「IoTを使って、子どもに関する問題を制御・管理するという観点ではなく、子供の興味・関心を引き出し、問題とならないように主体的に行動してもらうことができるような、教育的観点からのアプローチを行うという発想が評価できると思う」とのコメント、フィードバックをいただきました。

 参加した学生からは「オンラインでの実施によって、大人数の学生が集まってアイデアソンが実施できた」や、「姉妹校の学生から、専門的な視点からの意見を聴くことが出来たため面白さを感じた」との感想があがりました。

  本学園は、リテラシーを含めたITスキルを、専門学校全7校共通の基盤教育の一つとして位置づけ、自立して主体的に学び、高い専門性を身につけることを教育の主眼に置いています。

 本イベントの運営面では、これを踏まえ、約3年前の早期から取り組んでいる、オンライン教育に関する実践研究の中で得られた、効果的なファシリテーションや、学生の個々の主体性を引き出す、有効な教育手法を用いて、学生の取り組みをサポートいたしました。
 本学園の強みであるオンライン教育に、引き続き注力して参ります。

合同アイデアソン 合同アイデアソン
プレゼンテーションの様子 イベント参加学生の様子
【実施概要】
 ◆実施日時: 2020年8月1日(土)  13:00~17:00
 ◆実施方法: オンラインミーティング
 ◆テーマ : 「子どもとIoT」
 ◆プログラム: 13:00~ オリエンテーション
13:05~ 進行の説明
13:30~ ワークショップ開始
15:30~ プレゼンテーション開始
16:30~ 表彰式、総評
17:00  終了  
 ◆参加者 : 学校法人岩崎学園 情報科学専門学校、横浜医療情報専門学校、横浜fカレッジ、
横浜デジタルアーツ専門学校横浜リハビリテーション専門学校、
横浜保育福祉専門学校、
横浜実践看護専門学校
在校生 合計約80名
 ◆実施方法: オンラインミーティング
 ◆主 催 : 学校法人岩崎学園

 

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