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会員の活動紹介


キャリアアップ支援

校友会主催セミナー

・2008年10月

・2007年10月

・2006年10月

・2005年10月

会員の活動紹介

・vol.1 橋爪 純子さん

・vol.2 N・Nさん

・vol.4 杉山のぞみさん

杉山さんと高原先生

杉山 のぞみ NOZOMI SUGIYAMA

「佐川印刷株式株式会社」デザイナー/2007年 横浜デジタルアーツ専門学校 グラフィック科卒業

インタビュアー  高原 誠
横浜デジタルアーツ専門学校ゲーム科教員/1991年 情報科学専門学校横浜西口校卒業

今年度の会報誌である『岩崎学園校友会会報誌vol.11』を杉横浜デジタルアーツ専門学校卒業生の杉山さんにデザインして頂きました。 制作前に、懐かしい母校の高原先生と学生時代や仕事についての対談を行いました。

デザイナーとして歩みはじめて

 高原   就職してから4年が経ちましたが、どんな仕事をしていますか? 
 杉山   入社してからしばらくは、主に食品のチラシを制作していました。今は、カタログやチラシのデザインに加えて、案を出したり、プレゼン案件にも関わるなど、関わる仕事の種類が広がってきました。

 高原   デザインは、自分で考えて進めていきますか? それとも、ディレクターさんが案や方向性を考えて、それを制作していくという流れですか?

 杉山  ディレクターから大まかな説明だけ受けて、後は「どうやったら面白くなるか、分かりやすく考えてね」と任されてしまいます。正直、「難しいな」って思うことがあります。今は毎日が勉強です。

 高原   最近の仕事で、手ごたえを感じたり、やりがいを感じたものがあったら教えて下さい。

 杉山  プレゼン案件です。当然、私一人で出来る仕事ではなく、まだまだ担当する部分は少ないですが、入社してから初めて、多くの案件に関わることができて、やりがいを感じました。

 高原  逆に、「きつかった」「厳しかった」と感じた仕事は?

 杉山  それも、プレゼン案件です。プレゼンのアイデアを出している時は「これ、もっと時間かけて考えられたら楽しいのにな」と思うのですが、時間がなくて考えを深めきれないときもあります。

 高原  時間が足りなかったり、どんなに考えてもアイデアが出てこない時は、どうしていますか?

 杉山  どうしようもないときは、潔く先輩に助けを求めます。

 高原  ちゃんと助けてくれますか?(笑)

 杉山  快く、やさしく助けてくれますよ(笑)

学生時代を振り返って

 高原   当時を振り返って、印象に残っている先生や好きだった授業はなんですか?

 杉山   就職指導部の奥村先生には、就職活動のときにとても相談に乗って頂きました。授業では、クロッキー(10分などの短時間で行うスケッチ)が好きでした。

 高原   客観的に見て、自分はどんな学生だったと思いますか。

 杉山   ・・・就職のときだけ頑張りました。就職だけはすごく頑張りました(笑)

 高原   デザイナーを目指しての就職は、作品集を作るなど大変だったかと思います。

 杉山   大変でした(笑)私の友達は優秀な子が多かったので、刺激を受けて授業以外でも作品を作ってみたりしました。ホームページを作ってみたり、バイト先の飲食店のチラシを作らせてもらったりして、「こういう活動をしました!」と授業外の作品を前面に押し立てて行きました。

 高原   自分を売り込んだのですね(笑)

 杉山   はい、売り込みました(笑)授業の作品だけだと、他の優秀な人に見劣りしてしまうので。だめもとで、色々やってみました。

 高原   作品制作以外に、就職指導部が面接の練習会などを行ったと思いますが、印象に残っていることはありますか?

 杉山   デザイナーやクリエイター志望の人達が集まって、集団面接の練習をしたのですが、ズタボロでした。みんながハキハキしゃべっているのに、私はみんなから「目が泳いじゃってるね」って言われてしまうくらいで(笑)テストも真赤で、もう両方ともだめだって。でも、「私はできないんだから、この一ヶ月は頑張らなきゃ」って捨て身で行けたのが、かえって良かったのかもしれません。

 高原   もし、当時の自分応援してあげられるとしたら、どんな言葉をかけてあげますか?

 杉山   もうちょっと絵を頑張って…もうちょっと絵を描いてればよかったなって(笑)もっとイラストの練習したいのですが、中々思うように時間が取れません。もし、もっと上手にイラストが描ければ「あの仕事請けられたのに。この仕事も請けられたのに……」と思ってしまいます。

これからの仕事について


 高原   これからデザイナーとしてキャリアを積んでいく上で、どのような仕事に挑戦していきたいですか?

 杉山   プレゼン案件はもっとやっていきたいです。あと、お客様の所にお邪魔して仕事をする機会が少ないので、もっと挑戦していきたいです。

 高原   最後に、仕事をしていく上で大切にしていきたいことを教えて下さい。

 杉山   自分の中では「これはすごく面白い」と思ってプレゼンをしても、お客様から「面白いって言えば面白いけど、僕が求めているものとは違うよね…」って言われてしまったことがありました。 自分がいいと思うだけじゃなく、ディレクターにも認めてもらって、お客さんにも認めてもらえるものを作っていきたいです!




対談の後、杉山さんの仕事場にちょっとお邪魔しました。

食品のチラシをデザインしていたときは、写真を綺麗に見せて上手く詰め込むことに注力。今では、デザインするものの幅が広がり「余白の使い方」なども考えるようになりました。入社した頃には見えなかったものが見えてきました。

 

今までの仕事で特に思い入れが深い『学習塾のチラシ』と『冬ギフトのカタログ』。カタログは「死ぬほど大変でした(笑)」と思い出されるほどの力作。

 

卒業して、社会人になって、プロのデザイナーになって…学生時代とは違う感性で、どのように母校を表現するのでしょうか?『岩崎学園校友会会報誌vol.11』は近日公開!