ギャラリー

絵画や工芸などさまざまなジャンルの企画展を開催しています。最大壁面40m、外光を取り入れることが可能な空間となっています。アーティストの方と協力しながらも催すアートの数々をお楽しみください。貸展空間としてもご利用いただけます。 (貸スペースのご案内はこちら)

<2022年>このページのイベントは既に終了したものです。

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岩崎ミュージアム第465回企画展
三塩佳晴展

2021年12月15日(水)〜2022年1月10日(月・祝)

※年末年始休館日:12月25日(土)〜2022年1月4日(火) ※最終日16:00終了

「尖塔の幻影」380×200 銅板(メゾチント) / 2021制作
共催:スージ・アンティック&ギャラリー

 今回の展示は、版画家としての今までの仕事を俯瞰する展示にしたい。
 美大を目指した時からすでに版画を選択することは決めていた。その道筋を今想い起こせば無意識のうちに版表現に内包する絵画表現を色々と試みていたからだろう。特に銅版画等に必要とする複雑な技術を知る前に、絵画としての線表現に魅力を感じていたことが要因だったと思う。大学3年次で待望の版画を専攻し、エングレーヴィング一筋にのめり込み修得することでビュランによる版表現の幅を広げて来た。版画を継続していく中で逆説的に美術表現の多様性を感じ、ドローイングや立体等(オブジェ,木彫)を取り込みながら、精神に内在する表現衝動を信じることで生まれる「創造する喜び」を今は強く感じている。今回の個展で今までの作品を改めて凝視する時機が来たようだ。

三塩佳晴 Mishio Yoshiharu
1956年 佐賀県佐賀市生まれ
1980年 東京造形大学造形学部絵画科版画専攻卒業
1982年 東京藝術大学大学院美術研究科版画専攻修士課程修了・同修了制作展買上賞
1985年 第16回版画グランプリ展賞候補一席
1991年 ソウル国際版画ビエンナーレ(韓国)招待
1997年 創立110周年記念東京藝術大学所蔵名品展
   「卒業作品に見る近現代の美術」(東京/京都)
1998年 文化庁芸術家在外研修員として1年間
    ウィーン国立芸術大学にて研修(オーストリア)
2000年 第63回イギリス木口木版画協会展 海外部門最優秀賞(イギリス)
2002年 第5回高知国際版画ビエンナーレ展 土佐和紙賞受賞(高知)
2006年-2021年【主な個展】
シロタ画廊(東京 銀座)、歩歩琳堂ギャラリー(神戸)、ワイアートギャラリー(大阪) 、Gallery Zaroff(東京 初台)、画廊憩ひ企画(佐賀)

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岩崎ミュージアム第466回企画展

第6回

―次世代による木口木版画の世界―
Think of continuing generations of WOOD ENGRAVING

共催:スージ・アンティック&ギャラリー

2022年113()2022年1月30日()

「次世代による木口木版画の世界」
 世界中に広がるデジタル表現の虚と実が人々の感覚の中に浸透している現代では、あらゆる視覚的な表現の氾濫を無意識に受け入れているような気がする。
その大河のような表現の源流こそが木口木版画である。主に19世紀を中心に木口木版画は出版物の最先端として超絶的な完成域に入る。だが20世紀初頭に写真技術が印刷の世界に取り込まれることで急速に衰退して行く。
 その水脈は絵画表現として深山渓流のごとく、ひっそりと細々と現代に受け継がれている。これは実に希有なことである。
 この展覧会は「版と表現」展の最後の企画となる。ここに集った作家、そして総ての木口木版画を志す者達は、その新旧を問わず、渓流に磨かれた原石なのである。

版画家 三塩佳晴

参加作家

赤池ももこ小川淳子河内利衣 栗田政裕


小泉美佳齋藤僚太鈴木康生塚田辰樹 釣谷幸輝

長島 充

野口和洋早川純子林千絵 牧野妙子
松岡淳三塩佳晴宮崎敬介

 森山佳代子

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岩崎ミュージアム第467回企画展
内田邦太郎 パート・ド・ベール ガラス展

2022年2月23日(水・祝)~3月21日(月・祝) ※最終日 16:00終了

 昨年10月に阿部出版の炎芸術から「ガラス工芸家100人」が発刊され、私も掲載されましたが、今月2月には80才になります。この100人の中で私より年上の人はたった2人でした。世代交代を感じます。若い作家達の感性も豊かで将来を大いに期待させられました。
 父は84才で亡くなったので、私も遺伝的に覚悟して実際に仕事が出来るのは後2年と踏んで、呆けない内に作品を作り貯めて置くべく連日制作三昧を楽しんでいます。今まで世界に無かった新しいフォルムと色彩を求めてローによる原型作りに神経を使い、以前より拘りを持って時間を掛けています。納得がいくまで追求している様子は今までに無く真剣になっている自分に驚いています。
 パート・ド・ベール制作44年、作品数も2600点以上。この先2年程は今までの集大成と思っています。作品もいままでとは明らかに異なっていると自負しています。ぜひご高覧ください。

パート・ド・ベール作家 内田邦太郎

パート・ド・ベールとは
 パート・ド・ベールとはフランス語で「ペースト状のガラス」という意味。
 細かく砕いたガラスの粉を鋳型に詰め焼成するため、自由な造形表現が可能で、色彩において
も濃淡や混色などを思いのままに調節が出来ることが大きな特徴です。
 アール・ヌーヴォー期に流行を迎えますが、第二次世界大戦を境に途絶え、戦後暫くはガラス
工芸の中でも最も難しい幻の技法とされてきました。
 ガラス作家・内田邦太郎はその幻の技法に挑戦し、40年余りの研究を重ね、見事によみがえら
せました。
 本展ではパート・ド・ベールの魅力である、複雑な造形とそれを彩る鮮明な色彩の美しいガラ
ス表現をご紹介します。

内田邦太郎略歴

1942年
 京都に陶芸家 内田邦夫の長男として生まれる。
1967年
 東京藝術大学工芸科鋳金専攻卒業。
 大阪市立工業試験所ガラス研究室入所(色ガラスの調合研究)。
1968年
 三友硝子工芸へ住込みで5年間吹きガラスの技術を修業、ピンブロー法を考案。
1976年
 幻の技法「パート・ド・ベール」を戦後初めて再現し現在まで42年間続けている。
1978年
 東京クラフトデザイン研究所にガラス科創設。
 三晃硝子工業のデザイン、技術顧問を20年間し内田クラフトの量産品を発表。
1987年
 ニューヨーク、ヘラギャラリーにて招待出品作をローザンヌ美術館が買上展示。
1992年
 「幻想の色と形 内田邦太郎パート・ド・ベール作品集」青弓社より出版される。
1989年~2021年
 ほぼ毎年、岩崎ミュージアムにて個展又は二人展開催。

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岩崎ミュージアム第468回企画展
安藤ニキ 挿絵7年と新作展

2022年3月24(木)〜4月3日() ※最終日16:00終了

『レジェンド オブ ヨコハマ』より『サムライ商会』

 かねてより多くの方から「まとめて一気に見たい」とのご要望をいただいていた挿絵が、ついに一挙公開!
 2019年に続き、岩崎ミュージアム約3年ぶりの個展です。今回は特別に、朝日新聞神奈川版に掲載された挿絵がメインとなります。作家の山崎洋子さんが月1回のペースで連載してきたコラムに添えた挿絵、その原画を展示・販売いたします。連載は2014年の『レジェンド オブ ヨコハマ』から始まり、テーマを変えつつ現在も『ミュージアムのツボ』で続行中。紙面ではほぼモノクロでしたが、原画は全てカラーです。7年間の集大成を是非ご覧ください!ほか、青い絵のシリーズなどの新作も展示予定。

安藤ニキ 略歴

1984年 横浜生まれ
2009年 慶應義塾大学通信教育課程文学部Ⅰ類卒(美学美術史専攻)
2016年 第6回「ドローイングとは何か」展入選
     シェル美術賞2016入選
2017年 第4回宮本三郎記念デッサン大賞展入選
2018年 第7回「ドローイングとは何か」展入選
     シェル美術賞2018オーディエンス賞
2019年 第8回「ドローイングとは何か」展入選
2020年 第9回「ドローイングとは何か」展入選
箱根湯本・平賀敬美術館(’10)、横浜・ギャルリーパリ(’12)、横浜・岩崎ミュージアム(’13’15’17、’19)、早稲田・ドラードギャラリー(’18’19)、横浜・高島屋美術画廊 二人展(’18、’21)など個展多数

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岩崎ミュージアム第469回企画展
吉田 直 展 NAOSHI YOSHIDA EXHIBITION
ー今宵きりの光景ー

2022年4月6日(水)~4月24日(日) ※最終日16:00終了

山手ゲーテ座サロンコンサート SP.
「今宵きりの光景」
吉田直×青木慶則

サロンコンサートSPとして、展覧会をイメージして、青木慶則さんにオリジナルBackground Musicを作っていただきました。ぜひ展覧会会場にてお楽しみください。
※収録風景もYouTubeにて公開中!

※上記You Tube動画は公開終了致しました。ご視聴有難うございました。

photo by Hideki Otsuka

「春がやってくる」
長い冬に閉ざされたような日々が続いている。
この二年間、多くの人々がコロナ禍の影響を受けたと思う。
私も個展の開催が二度延期となった。今展覧会も会期中、世の中がどうなっているのか?
来場して下さる方々がどれ程いるのか?不安がないと言えば嘘になる。
しかし「観に来て良かった」と心を潤して頂ける展示を目指す_やるべきことはいつもと同じだ。
四月初旬の開催が私に勇気を与えてくれている。
動植物は目覚め、桜も咲き誇る。日常においても新年度、何もかもが始まりの季節である。
一歩踏み出すには良き頃合いだ。

「春は必ずやってくる」
作品を通して皆様にポジティブな想いを届けられたら幸いです。

                                           吉田 直

本展覧会のBackgroundMusicは、ミュージシャン青木慶則さんが、展覧会・作品・吉田直さんとの会話から着想を得てインプロビゼーションによる創曲・演奏による、展覧会のためのオリジナル音源です。(全13曲)①光源②懸想③水源④思い出せないこと⑤午後の一服⑥炭酸水⑦雑踏⑧坂道⑨今宵きりの光景⑩内緒話⑪空洞⑫Dr.ジキル⑬花粕青色の夢(はなこんじょういろのゆめ)

「寄木造り」とは
吉田直の作品は「寄木造り」によって制作された木彫人物像です。
「寄木造り」とは、頭体部をふたつ以上の材木を寄せ合わせ、一像に仕上げる技法のことで、平安時代に完成されたとされる日本の木彫彫刻の伝統技法のひとつです。


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岩崎ミュージアム第470回企画展
The Exhibition of KATAN ISHIKAWA

2022年4月27日(水)〜5月8日(日) ※5月2日(月)休館 ※最終日16:00終了

「グラン・パレ」(2021年)

最近ビートルズに関するドキュメンタリーを2本ほど鑑賞しました。
1つはThe Beatles Get Backであり、もう1つはThe Beatles And Indiaです。
ビートルズとは世代も近く、リアルタイムで聴いていたので、非常に面白かったです。
とりわけGet Backは6時間超の濃密さで、以前1970年に公開されたLet It Beより真実が多く映し出されていて驚きました。
そして、Let It Beの作為的編集や当時ビートルズについて伝えられていた情報や詩の解釈がどれほど不正確だったかということを知らされました。
ミュージシャンから、アーティストに変化していく過程で、バンドとしての枠組みから脱皮せざるを得ないという事も非常に納得させられる内容でした。
ジョージ・ハリスンのオール・シングス・マスト・パスの意味のように「物事にはすべて終わりがあり(諸行無常)」、ポール・マッカートニーのレット・イット・ビーの意味のように「あるがままになる」ということではないでしょうか。
また個人的には、何事も我が心を変えるものはないと歌うジョン・レノンのアクロス・ザ・ユニバースの詩の深さを再認識いたしました。
The Beatles And Indiaはビートルズが1968年にインドのリシケシュに6週間滞在した時のドキュメンタリーで、当時日本においては情報が正確に伝わっていなかったこともあり、マハリシ・マヘーシュ・ヨギーとの蜜月と決別は大変興味深い内容でした。
50年以上昔の事が今、知らされるという事は、自分が50年以上生きてきた結果であります。
人生とは真理研究の行程と考える自分にとって、それは非常に興味深いことであります。
今年も展覧会を開催できる運びとなりました。
コロナ禍が続くなかで、健康であり作品を作り続けられた事を感謝しております。


石川珂旦

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貸スペースによるイベント※お問合せ先は各主催団体になります。
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