ギャラリー絵画や工芸などさまざまなジャンルの企画展を開催しています。最大壁面40m、外光を取り入れることが可能な空間となっています。アーティストの方と協力しながらも催すアートの数々をお楽しみください。貸展空間としてもご利用いただけます。 (貸スペースのご案内はこちら)今後のスケジュール |
2010年の催し物
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■岩崎ミュージアム第264回企画展 かるたアラカルト展
2010年1月6日(水)~1月17日(日)
「小さなカルタ館 横浜にお目見え ~年の初めはかるたで遊ぶ ! 声出して読もう、かるたの字札~」
主催 : 奥野かるた店
このような期待を込めて、当館では新春恒例となっております、かるたの展示・即売を行います。
本年は『啄木かるた』『正風俳句かるた』『古代文字合わせ』と新しい顔ぶれも加え、非売品の珍しいかるたなども展示致します。かるたファンにお楽しみいただけるよう、趣向を凝らした企画で皆様をお迎えしたく存じます。
向寒の折ですが、港の見える丘のミュージアムまで、ぜひ足をお運びいただけたらと思います。
●特集「ロコ・まえだの昭和の子供カルタ展」
昭和30年代に子供だった多くの昭和の子供たち。運動会や学芸会は地域を挙げての大イベントだった。
放課後は空き地でチャンバラごっこやメンコ遊び。家の仕事を手伝う子供、弟妹の子守をしながらゴムとびやマリつきをする子供もいたっけ。
「昭和の子供カルタ」は釧路新聞・日曜版に平成20年6月から約1年間掲載された。暮らしは慎ましいが伸びやかな空気に満ちていた昭和30年代の日本。44枚の絵札と読み札があの時代の空気を運んできてくれますように。
ロコ・まえだ 略歴
東京デザイナー学院グラフィックデザイン科卒業。
1971年
株式会社サンリオ入社 パティー&ジミーなどのキャラクター創作。
1984年
株式会社フリーウィル設立。ベビーこどもアパレルのブランド ロコまえだ、テンダーテイラー、ホイップベアーなど多数手掛ける。
2001年
絵本(金の星社)ジリーちゃんのおたんじょうび同シリーズ2册
2005年
絵本(柳原出版)ホイップベア同シリーズ3册
2007年
中国語版絵本「泡泡熊(ホイップベア)14巻
コラム・ロコまえだのアトリエ便り(釧路新聞)
キンダーブックじゅにあ(フレーベル館)表紙
2008年
コラム・昭和の子供カルタ(釧路新聞)
■岩崎ミュージアム第265回企画展
フィクション・フォトストーリー "GIMMICK × 明治YOKOHAMA"堀内暁子 写真展
2010年1月20日(水)~31日(日)
開催期間中の休館日は25日(月)となります。 ※一部の案内状に間違った日付が印刷されておりました。おわびして訂正いたします。
2009年の横濱は「開港150周年」という節目にあたり、横濱にゆかりのある人であれば多少なりとはその時代に思いを馳せたのではないでしょうか。
さて、そんな折、夢の中の事だったのかもしれませんが、ここ数年開発が激しい横浜山手を歩いていた時、私はその崩れた煉瓦の割れ目に挟まっていた手帳を拾いました。それはあきらかに山手居留地の住人のものだったと思われます。そこに記された知られざる裏・横濱物語
――開港151年目のこの年についに写眞化!手帳のゆくえ?失くしたらしい、やはり夢?
※当展示の中には、史実の誤解、曲解、歪曲、捏造、脚色がありますので、どうぞお気をつけてお楽しみ下さい。呵呵。
■プロフィール
堀内暁子
写真家/フォトセラピー・ファシリテータ
日本写真療法家協会会員
横浜心理カウンセリングワーカーズハートランド認定カウンセラー
1991年日本大学芸術学部写真学科卒業。輸入商社、翻訳会社勤務を経てブライダルフォトグラファーとなる。ふとしたきっかけから写真にセラピー効果があることを知る。
その後フォトセラピー、心理学等を学び、自分の体験を基にした独自のメソッドでのフォトセラピーを確立。
2008年より「フォトルーム・アンシャンテ」を主宰し、フォトセラピーとテーブルフォトのワークショップを開催。
[作家活動]
個展
1997年
「キャンディーとプディングは僕がパイ皿にバターをぬるのをみつめてる」於ギャラリー伝(東京都・世田谷)
[現在はギャラリー伝は移転し、「ギャラリー現代ハイツ」となっています。本作品は雑誌“appel”掲載]
2000年
「レトロ・ステロイド」於 山手111番館(横浜・山手)[写真を使ったインスタレーション]
2004年
企画展「横浜開港恋絵巻」於・岩崎博物館(横浜・山手)
その他1day写真展、グループ展多数
HP: http://aki1photoroomenchante.web.fc2.com/
Blog: http://ameblo.jp/pr-e/
★フォトセラピー2daysワークショップ
カメラを手にしているときは、「何かイイものないかな?」とすてきな出会いにわくわくどきどきしています。
そんな時は自然と気分も明るく前向きになっています。今回のワークショップでは1日目はレクチャーと歴史ある横浜山手での撮影会、2日目は前回の写真の振り返りシェアリングとフォト・コラージュを行ないます(1日のみの参加はできません)。
フォトセラピーでは写真の上手い下手は一切関係ナシ、自由な発想で撮影を楽しみましょう。
写真をこれから始めようと思う方は勿論、写真歴の長い方にもこれまでとは違った視点で楽しんでいただける2日間です。
当ワークショップは写真技術の向上は目的とはしておりませんが、希望者には技術についての質問にもお答えします。
こんな人におすすめ
☆
自分が本当に望んでいることを知りたい
☆
日々忙しくて心が疲れている
☆
自分の気持ちを吐き出せないでいる
☆
何をやりたいのかがよく分からない
☆
何かを始めたいがやりたいことがみつからない
☆
写真はじめてみたい
☆
写真を違った視点でたのしみたい etc……
《プログラム》
1日目(1月23日)
1.レクチャー
イントロダクション(フォトセラピーについて)
メンバー自己紹介
2.撮影会
岩崎ミュージアム周辺撮影(小雨決行)
順次個人セッション 約15分/1人
※ 撮影した写真は2回目までに全てプリントしてお持ちいただきます。
2日目(1月30日)
1.前回の写真の振り返り/シェアリング
2.フォト・コラージュの作成、発表
《持ち物》
1日目
お持ちのカメラ(種類は問いません。レンズつきフィルムでもOKです)。フィルム
筆記用具
※屋外で撮影しますので、歩き易い靴と寒さ対策をお願いします。
2日目
はさみ
《注意事項》
☆当セラピーは医療行為ではありません。精神科、心療内科等で受診・投薬中の方は、担当医とご相談の上お申し込み下さい。 ☆ワークショップ当日、やむを得ず欠席される場合はお早めにご連絡ください。ご連絡いただければ、次回の同様のワークショップに振り替えてご受講いただけます。ただし、無断欠席の場合はこの対象とならないことがございます(事情を考慮致します)。
《受講料》
4,000円(2日) ※1日のみの受講はできません)
《ファシリテーター》
堀内暁子
《お問い合わせ・ご予約》 岩崎ミュージアム tel:045-623-2111(10:00-18:00/月曜休館)
■岩崎ミュージアム第266回企画展 2010年タコの旅
2010年2月3日(水)~2月21日(日)
2009年のある春の日に僕は衝撃的な出会いをはたす。
それは恵比寿駅の直ぐ裏にある小さな公園にいた。
異様な形をしたそれは子供の遊具、タコの形をした滑りだいだった。キモイ!何だか気持ち悪いな~!そう思いながらも無性にタコ滑りだいに魅力を感じている自分がいた。
その後色々と調べてみるとタコ滑りだいは恵比寿だけでは無く日本全国にあるらしい事が分かった。面白い!これは是非色々と撮ってみたい。
そしてせっかく撮るならタコの個性に負けない個性豊かな人達もタコと一緒に撮ってしまえ!と、思いたち2009年からタコの旅が始まった。
タコを求めて西へ東へ。それは、やはりソコソコの数を撮りたかったからだ。数がある程度揃ってからこそ物の本質が見えて来ると思ったからだ。
旅を始めてみると、魅力的な遊具はタコに止まらず次々と発見された。それは像の滑りだいだったり、UFOの様だったりと千差万別。
よって展示はタコに限らず魅力的な遊具達と魅力的な人物展へと進化して行った。
言うならば、少女幻影・昭和的公園遊具写真展。
それでは皆さん、是非ご一緒に2010年タコの旅に出かけませう~!
★特別演奏・出演
青い月と赤い薔薇
2月21日(日)14:00~
堀江ケニー写真集★タコさっちゃん ~少女幻影写真集・昭和的公園遊具編~(モデル・さち・マメ山田)
■発行:アトリエサード
■発売:書苑新社
■定価:1500円(税込)
■詳細:通販 http://www.a-third.com
■Cotton Tail パッチワーク・キルト展
2010年2月24日(水)~2月28日(日)
2年ごとに開催している作品展も、今回で7回目になります。
この十年余の間に、コットンテールのメンバーにも、いろいろなことがありました。今でも、お互い無理することなく時々に集まっては、手仕事を楽しんでいます。
これからが、ものづくりが大切な歳になってきたように思います。
昨年、みんなで集まれる場所をと、手作り工房を作り、穏やかな時の流れを大切にしたいと思います。それがメンバーの作品を見ていただきたいと思います。
暖かい日差しを春風が山手の通りに吹き始めます。
どうぞ散歩の途中にお立ち寄りください。
手作り工房代表 栗山
■横浜fカレッジ 平成21年度 ファッションデザイン科・ファッション技術科卒業・進級作品展
2010年3月3日(水)~3月7日(日)
3月6日(土)14時~ ファッションデザイン科・ファッション技術科合同ファッションショー
3月7日(日)14時~ ファッションデザイン科2・3年アパレルプロジェクト ブランドファッションショー
主催:横浜fカレッジ ファッションデザイン科・ファッション技術科
今年度私達が学んだ成果を発表いたします。
ギャラリーでは、ファッションデザイン科2・3年アパレルプロジェクトの授業での作品をそれぞれのブランドのイメージにディスプレイします。
今年度は、5グループ+卒業生+サークル、そしてファッション技術科のドレスを加え、そのほかにイラストレーション、デザイン画を展示いたします。
各ブランドのディスプレイは、アパレル業界の展示会を意識した構成にし、ブランドコンセプトのイメージ広がる空間を創り上げました。
期間中の3月6日(土)合同ファッションショー『個性派』アパレル造形作品、ドレス・クチュール造形作品、3月7日(日)ファッションデザイン科2・3年アパレルプロジェクトブランドファッションショーを2日間開催いたします。
個性的なワンピース、コート、ドレスまで、感性あふれる作品をぜひ御覧ください。
■横浜fカレッジ ジュエリー&アクセサリー科「平成21年度 進級・卒業 作品展」
2010年3月10日(水)~3月14日(日)
主催:横浜fカレッジ ジュエリー&アクセサリー科
<展覧会に寄せる言葉>
私たちは、ジュエリー、アクセサリーの素材やアイテムの知識をはじめ、商品の企画、デザイン、制作、販売について、2年間にわたり、総合的に学んできた学生です。
この度、これまでに身につけてきた知識や技術の集大成として、企画から制作まで全てオリジナルで提案した作品をはじめ、授業で作り上げた課題作品や、コンテスト受賞作品を展示する「進級・卒業 作品展」を開催する運びとなりました。
これらの作品は、条件の中で苦戦し、失敗を繰り返し、投げ出したくなる時もありましたが、納得いくまで成し遂げ完成させました。若さにあふれ、個性的で、斬新な作品となっております。
展示物は、ジュエリー、アクセサリーの作品、デザイン画、プランニングボード、ファッションコーディネートなど様々です。
至らぬ点もあるかと思いますが、ごゆっくりご覧くださいませ。
<略歴>
ジュエリー&アクセサリー科は、2006年に学校法人岩崎学園横浜fカレッジに開設される。
以後、これまでに2回、岩崎博物館で進級、卒業作品展示会を実施。
■岩崎ミュージアム第267回企画展 内田邦太郎パート・ドヴェール(ガラス)展 -無機と有機の同存化-
2010年3月16日(火)~3月28日(日)
ガラスと言う完全に無機化学の素材を用いモチーフは、植物、海洋生物、人体の一部等有機物を表現する。食虫植物、ヒドラ、女性の胸であったりする。パート・ド・ベール技法以外では出来ない。
ロウの材料を手練りで心ゆくまで膨らまし、穴を開け、伸ばし、垂らし、削る。
出来たロウ原型に1200℃まで耐える耐火石膏で鋳型を作り、乾燥した型に熱を加え原型を溶かして抜く。
その後、鋳型を900℃で焼成した型へ色ガラスを砕き砂糖程の粉にしたものを投入して1060℃まで36時間程焼く。
冷めた後型を砕いて作品を取り出し磨いて仕上げる。
ロウ細工の様な幻想的な色と形をお楽しみ下さい。
■楽画5人展 桜咲く丘に陽春の彩り 県展仲間のコラボレーション
2010年3月30日(火)~4月4日(日)
「もしかしたら、あの五人かな?」と、目に留めていただけましたら、うれしいです。
そうです「楽しく、楽に画きたい」と言っていたその五人です。
県展(神奈川県美術家協会)で出会った、画風やジャンルを超えた五人のグループです。
昨年の第一回展が良い評判を得て、多くのみなさまからご好意をいただき、お声がかかり、背中を押されての今回の五人展です。
ポジティブで快活な五人、それぞれが気持ちを新たに画いた作品は、果たしてみなさまのお心にどう届くでしょうか。
ぜひみなさま、気楽に観ていただければ、楽しんでいただけたら、と思っております。
■岩崎ミュージアム第268回企画展 由木浩子・河合祥子・上村由希 三人展
2010年4月7日(水)~4月18日(日)
ガラスというものをはじめて、かれこれ二十七年。額装の形態になってからは十五年以上になります。
近頃はガラスをしている人も多く、ガラスの工房や学校なども、本当に増えたなぁ…と感じます。ガラスというのはめんどうな素材でもある…と以前、書いたことがあるような気がします。
流動的な時には熱くて触れないし、温度差に弱く、切断や磨く時は水で冷しながらでないと割れてしまう…等々…。
まぁ、それだけに魅力があるのかもしれません。
でもやっぱり私は、出来あがったガラスの透明な色や輝き、ぽってりとした質感こそが、何より私がこの素材のことを、好きな理由なのです。そして、こうして長い間、製作を続けていると様々な新しいパターンのパーツがどんどん増え、ガラスで絵を作っている私にとっては、ますます表現しやすくなる一方なのです。しかしながら失敗もしょっちゅう。そして失敗は成功のもと…まだまだガラスは奥が深いのだと日々実感し、学習するヒョッコなのであります。
上村由希
■舟橋淳司 水彩画個展 よこはまで描くみづゑ―
2010年4月20日(火)~4月25日(日)
よこはまに住んで描く、みづゑ-。
私は、海峡の町・北九州の出身です。
会社勤めを50歳で切りあげ、海の都・ベニス、に渡り、ヨーロッパの水彩画を学びました。
そして今、私は、みなとよこはまにアトリエを得て、日々の生活で心に感じた情景を、愛好するみづゑに描いています。
■プロフィール
舟橋淳司(ふなはしじゅんじ)
71歳。水彩画家。
●日本水彩画会会員
('99年「内閣総理大臣賞」など5度受賞)
●日展出品('07年)
●渋谷・松涛美術館「水彩画講座」講師
●横浜・楽「水彩画教室」講師
<コンクール・個展>
●第3回マスターズ絵画大賞展「大賞第2席」('95)、
第1回信州・遠の四季展「金賞」('00年)など、
コンクール受賞多数。
●個展 東京11回、横浜1回、博多・北九州5回。
■岩崎ミュージアム第269回企画展
The Exhibition of KATAN ISHIKAWA 石川珂旦 美の世界
2010年4月27日(火)~5月9日(日)
昨年は5 度目となるインド旅行をしてまいりました。
今回はインドとはいっても趣きの異なるインド最北の地、チベット高原まで行くことを最終目的としました。
北へ向かうということで、まずはニューデリーからヒンズー教の聖地ハリドワールへ行き修行の町リシケシュまでガンジス河をさかのぼり、そこからダラムシャラーを訪ねました。
ダラムシャラーのマクロガンジーという町は、町というより村の感じで山肌に張り付いたダライラマ猊下の亡命政府が置かれている地です。
住民のほとんどが亡命チベット人で気候もよく滞在するのには非常に快適な町でした。それからしばらく滞在したのちマナリという町へ向かいました。
マナリはインドの人々にとっても有名な避暑地ですがヒマラヤ山脈の麓にあり、現在チベット高原へ入る唯一の陸路として一年のうち夏の3ヶ月だけヒマラヤ山脈越えが可能となるルートの起点となる町です。
マナリからのヒマラヤ山脈越えの陸路はまさに道無き道を行くような道路で、標高5 千メートル超の山をいくつか越えて600 数十キロをいっきに走りきるという過酷な行程で、ようやっとチベット高原ラダック地方へ入りレーという町にたどり着きました。
レーは標高3800 メートル以上に位置し空気は薄く非常に乾燥しており、日干しレンガで出来ている町です。
そしてその高原の茶褐色の大地にはインダス川源流となる、ヒマラヤ山脈の氷河から融け出した水が細々流れており、荒漠たる大地とチベット寺院内部の極彩色の世界が好対照を成しておりました。
その後、シムラーやアムリトサルなどを巡り、最後に再度ダラムシャラーに滞在したあと帰国いたしました。
高山病にかかったりしながらの今回の旅では、人類はほんとうに色々な環境の地に住んでいるものだと感嘆し、これほど過酷な環境下で生きていくことの事実に非常に重いものを感じました。
岩崎ミュージアムでの展覧会もいよいよ今回で10 回目の節目を迎えます。
つきましては気持ちも新たに制作した作品を発表する所存でございますので、皆様にはご高覧ご批評賜りますれば幸いに存じ上げます。
石川珂旦
作者略歴
1949年
東京に生まれる
1972年
立教大学卒
2000年
岩手・盛岡 かわとく壱番館工芸館にて展覧会開催 以降毎年開催
米国・サンフランシスコ Gallery Piazzaにて展覧会開催
2001年
神奈川・横浜 岩崎ミュージアムにて展覧会開催 以降毎年開催
2003年
東京・銀座 プランタン銀座 ギャルリィ・ドゥ・プランタンにて展覧会開催 以降2006年まで毎年開催
石川・金沢 めいてつ・エムザ 美術サロンにて展覧会開催 以降毎年開催
宮城・仙台 藤崎 美術ギャラリーにて展覧会開催 以降毎年開催
東京・新宿 新宿三越 美術画廊にて展覧会開催
2004年
福島・福島 中合 美術サロンにて展覧会開催 以降毎年開催
東京・銀座 松屋銀座本店 アートスポットにて展覧会開催
広島・広島 そごう広島店 美術画廊にて展覧会開催 以降2008年迄毎年開催
2005年
東京・日本橋 日本橋三越本店 リビングステージにて展覧会開催
栃木・宇都宮 東武宇都宮百貨店 美術画廊にて展覧会開催 以降毎年開催
東京・銀座 松屋銀座本店 美術サロンにて展覧会開催 以降毎年開催
東京・二子玉川 玉川髙島屋 アートサロンにて展覧会開催
2006年
東京・池袋 池袋三越店 アートギャラリーにて展覧会開催
東京・二子玉川 玉川髙島屋 アートサロンにて展覧会開催 以降毎年開催
茨城・水戸 京成百貨店 アートギャラリーにて展覧会開催 以降毎年開催
福島・郡山 うすい百貨店にて展覧会開催
2008年
大阪・梅田 阪急うめだ本店 美術画廊にて展覧会開催 以降毎年開催
東京・池袋 池袋三越店 アートギャラリーにて展覧会開催
2009年
群馬・高崎 高崎髙島屋 アートギャラリーにて展覧会開催
岡山・岡山 天満屋岡山店 美術ギャラリーにて展覧会開催
兵庫・西宮 西宮阪急 アートギャラリーにて展覧会開催
千葉・千葉 千葉三越 特選画廊にて展覧会開催
長野・松本 井上百貨店 ギャラリー井上にて展覧会開催
これまでに個展が開催されているおもな美術館、百貨店美術画廊
かわとく壱番館 工藝館、藤崎 美術工芸サロン、中合 美術サロン、うすい百貨店、 東武宇都宮百貨店 美術画廊、京成百貨店 美術サロン、高崎髙島屋 アートギャラリー、 千葉三越 特選画廊、松屋銀座本店 美術サロン、プランタン銀座 ギャルリィ・ドゥ・プランタン、 日本橋三越本店 リビングステージ、池袋三越 アートギャラリー、新宿三越 美術画廊、 玉川髙島屋 アートサロン、岩崎ミュージアム、井上百貨店 ギャラリー井上、 めいてつ・エムザ 美術サロン、天満屋岡山店 美術ギャラリー、阪急うめだ本店 美術画廊、 西宮阪急 アートギャラリー、そごう広島店 美術画廊
■岩崎ミュージアム第270回企画展
岩崎ミュージアム開館30周年記念 吉田直展 ~誰も知らぬ間~
2010年5月12日(水)~6月6日(日)
「夢、幻のごとく」
岩崎ミュージアム30周年、この節目に個展を開催させて頂けます事、感謝の念にたえません。
ミュージアム30周年にちなんで、40歳の今日までを振り返る。美しい思い出もあれば、身悶えするほど恥じ入る記憶もよみがえる。とにもかくにも、あっという間に時は過ぎ去っていった。
「下天のうちをくらぶれば、夢、幻のごとくなり」。
織田信長が舞い詠ったとされる敦盛の一節、私は至言だと思っている。自身の過去に学ぶなら、今後ますます時の流れは加速していくことだろう。
悠久に想いを馳せれば、誰もがその大河に遅かれ早かれ飲み込まれ、果ては流れに同化する。私は生を短く、はかないものと捉えている。
そして「滅せぬもののあるべきか」と句を続けるなら、今という時代も同様、まさに夢、幻のごとしと感じている。
私は木を彫り、形を追求し作品を発表している。しかし実は形の無い、言葉にできない夢、幻を、制作を通して探し続け、追い求めているのかもしれない。はかなき存在の私が、せめて時の流れの中洲にただずむ作品を残せたら、と願いつつ。
「これを思い定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ」。
吉田 直
1969年
神奈川県横浜市出身
1993年
東京造形大学彫刻科卒業
1995年
東京芸術大学大学院美術研究科保存修復技術彫刻専攻修了
1999年
個展 ギャラリー桂( 東京・銀座)
2000年
個展 岩崎ミュージアム(横浜・山手)
招待出品 TAMA VIVANT/多摩美術大学
トヨタコミュニティーアート/トヨタ自動車株式会社
2001年
大阪アートフェア(大阪・難波)
2002年
個展 岩崎ミュージアム(横浜・山手)
2003年
あさご芸術の森大賞展 【優秀賞・受賞】(兵庫県・朝来市/あさご芸術の森美術館)
2005年
個展 アートスペース羅針盤( 東京・京橋)
2006年
個展 岩崎ミュージアム(横浜・山手)
2008年
招待出展 TAMA VIVANT Ⅱ/多摩美術大学
招待出展 CAFネビュラ展(埼玉県立近代美術館)
2009年
招待出展 第一回テレビ朝日アートフェア(六本木ヒルズ・テレビ朝日)
アクエリアス展/ギャラリー渓( 東京・新宿)
2010年
個展 岩崎ミュージアム(横浜・山手)
個展 あさご芸術の森美術館-淀井敏夫記念館-(兵庫県・朝来市)
所属団体=無所属
ほとけの造形展(2004年~2009年 銀座/田中貴金属ギャラリー)等、随時グループ展に参加。
作品観覧HP「彫刻家 吉田 直の世界」
http://www31.ocn.ne.jp/~greensmile/Jpindex.html
■第11回 2M会展
2010年6月9日(水)~6月13日(日)
昨年の秋、長野の妙高を探索し、スケッチをして油絵、水彩画とそれぞれの手法で作品を描きました。 日本の深まる秋の1ページを完成させました。 是非御高覧いただけますように、御案内申し上げます。
2M会代表 武田 茂
■岩崎ミュージアム第271回企画展 紫陽花展 ~横浜女流画家選抜~
2010年6月16日(水)~6月27日(日)
紫陽花展は横浜のとある画廊で既に10回展まで行われてきたグループ展です。
しかし、昨年その画廊が改修工事に伴いクローズされたことにより、私達は行き場を失い
あわや解散かという噂の中、岩崎ミュージアムの小池さんのご厚意でここに会場を移しての存続と相成りました。
ジャンルも絵肌も違う9人の個性が、ぶつかり合うでもなく溶け込むでもなく、いいバランスで自己主張していると自負しています。毎年、オープニングでお客様の男性陣に「やっぱり今は女性の方が元気があるし強いよね」と言わしめる会の空気は、今後も大切にしたいと思いますし、制作の糧でもあります。
今回からレセプションの日に何かイベントをということで、今年は木版摺りのデモンストレーションを予定しています。併せてご高覧賜りますようお願い申し上げます。
◆版画ワークショップ
6月19日(土)14:00~16:00
紫陽花展メンバーの中から、今年は版画家の萩原季満野氏による木版画摺りデモンストレーションを行います。
◆メンバー:
奥山 幸子(水彩)、垣見 久子(油彩・ミクスト)、越畑 喜代美(日本画)、杉澤 安江(アクリル)、
須藤 修代(油彩)、田中 紘子(油彩・ミクスト)、辻 富佐美(油彩・コラージュ)、中野 昌子(日本画)、
萩原 季満野(木版)
■萩原武メルヘン・パッチワーク展 布で描くメルヘンの世界
2010年6月30日(水)~7月4日(日)
頭に浮かぶメルヘンの世界を絵に描き、白い布を描いた色に染色し、メルヘンの世界を布で表現した作品です。オリジナルメルヘンの世界は夢があり、ご覧になった方々の感性でイメージがしやすく、物語の夢が膨らみます。また、布で表現した事と色の組み合わせの工夫は作品に暖かみを加えています。
作品をごらん頂いた方々からは、布で表現した表現した世界の暖かさをほのぼのと感じると、お褒めの言葉を頂いています。
今年1月に発売されたDVD「上野樹理の5つの鞄」の5話目「ある日突然ひなたは」で上野樹理さんが来ている洋服にメリーゴーランドのパッチワークをさせていただきました。
最近新たに、横浜の町、港をイメージした作品を5点作りました。ごゆっくりご覧頂きたく思います。
略歴
1954年
静岡県掛川市に生まれる
1978年
東京原宿「スタジオ・ヌック」にて上野光夫さんと知り合いメルヘンパッチワークを学ぶ
1982年
浜松市工芸ギャラリー「キッド」初の作品展開催
1983年
掛川市「並木画廊」作品展開催
1984年
静岡市ロフト「プッシュピン・スタジオ」個展開催
2008年
掛川市ギャラリー「風見鶏」作品展開催
2009年
静岡市ギャラリー「濱村」個展開催
名古屋市「妙香園画廊」個展開催
浜松市ギャラリー「マイン・シュロス」個展開催
2010年
掛川市「掛川市生涯学習センター」個展開催
■岩崎ミュージアム第272回企画展 ゴヴィンダ・ドンゴル展
2010年7月6日(火)~7月19日(月・祝)
主催/日本ネパール文化交流ナマステ会
後援/ネパール大使館
2003年、人の心とヒマラヤの山々を見つめて生まれた密教やマンダラの不思議を識りたくてネパールのチベット寺院を訪ねました。マンダラを通して心の仕組みが解るような気がしました。マンダラを描く事で心の不調和を整えたかったのです。
カトマンズでヒンズーのお祭りインドラ・ジャトラが行われている時、美術教授のドンゴル先生と知り合いました。ご自身が描かれた幾つものマンダラやタンカや抽象画を見せていただいたりマンダラについての私の質問に答えていただいたりしました。
ドンゴル先生の作品は具象・抽象を問わず自由に描く自在感を感じます。想像力の遊び場がたくさんあるのだろう。絵の具との対峙は悲しみや喜びの出入り口なのだろう。描き続けて、、人の生が磨かれて、、深くなって、、。眺めていると安心感を感じるのは先生の人柄の様でもある。
残念でしたが先生との会話は読みあさった本からの知識にすがりながらで要点がなかなかつかめませんでした。不思議だらけで理解しきれない。簡単にわかるはずがない。描き続けなければ。
先生は最後にいいました。伝統を学ぶことも大切だが心の中のマンダラを描きなさい、と。
世に多くある自分自身を知るための様々な表現。私は絵を描きたがる。マンダラの作法?に頼りながら絵を描いていけば心の仕組みが解るのかもしれません。心が少しずつ整理できるのかもしれません。
倉田伸一
■ゴヴィンダ ラル シン ドンゴル 略歴
1946年生まれ。1971年、インド ボンベイ市JJアートカレッジ卒業
出展
1971年
個展 カトマンズ
1977年
個展 インド ボンベイ
1993年
個展 カトマンズ
1994年
個展 カトマンズ
1994年
個展 イタリア リビア
2002年
他
アジア国際・福岡
受賞
1971年
インド ボンベイ インターナショナル・アート・コンペティション1等賞
1974年
イタリア リビア インターナショナル・アート・コンペティション特別賞
1991年
ネパール トリブバン大学 グッド・ティーチャー賞
1994年
スプラバル・ゴルカ・ダクシンバフー三等勲章
1995年
ガッディ・アローハン・ラジャット・マホッソブ勲章
2001年
他
ビレンドラ国王・エイショレ王妃勲章
所蔵先
ネパール王室、タイ王室、バクタプール博物館、アメリカ合衆国、メキシコ、日本、オーストラリア、ドイツ、イギリス、イタリア
職歴
国立トリブバン大学教授、トリブバン大学ボタヒティ・ラリット・カーラ校学長、全ネパールトリブバン大学美術・彫塑学部長、トリブバン大学教育委員、トリブバン大学美術学部設立委員、前ビレンドラ国王のスルティー・ラナ王女特別美術教官
■岩崎ミュージアム第273回企画展 MyteeSummit 2010 地球災害救助隊出動!!
2010年7月21日(水)~8月1日(日)
今、地球が大変です!経済も政治も!温暖化も!そして世界中で大きな地震や旱魃がおこっています。
世界中の人々が色々なアイデアと努力で美しい地球をとりもどそうとしていますが、一度こわれた自然は元にもどるのに長い時間がかかります。
本来の責任ある大人たちの力だけでは足りないのです。地球を救うのは、未来をささえるちいさなこどもたちのミラクルパワーが必要です。
マイティサミットは10回目をむかえ「地球災害救助隊」を結成します。こどもたちのアイデアをアートで表現し、どうしたら地球を救えるか、考え、話し合ってみましょう!
展覧会の売り上げより一部を災害基金にしたいと思います。
ロコ・サトシ
■ROCCO's WORKSHOP
①「地球災害救助隊出動!!」
日時:7月29日(木)、30日(金) 各日14:00~
②「夏のオリジナルTシャツをつくろう!!」
日時:7月31日(土)、8月1日(日) 各日14:00~
※ご好評につき、8月1日(日)開催のワークショップは満席となりました。ありがとうございました。
対 象:小学生低学年(保護者同伴)~中学生
定 員:各日30名様・要予約
参加費:①1500円、②1000円
ご予約・お問い合わせ
岩崎ミュージアム内「マイティ」係まで
Tel.045-623-2111
■松浦昌明 欧羅巴 旅のスケッチ展
2010年8月3日(火)~8月8日(日)
旅行に出る時には、必ず小さなスケッチブックと淡彩絵具を持参し、旅の途中の僅かな時間に走り描きするのが習慣になっています。
このスケッチ画(淡彩画)は、30年余り続いており、訪れた国も、いつの間にか40数ヶ国になり、作品点数も凡そ200点に及び、手許で整理しきれないでいましたが、ようやく昨年5月、これらの作品の一部を抜粋して「旅のスケッチ小画集」を発刊しました。
このたび、これを記念して、岩崎ミュージアムのご協力により、画集に掲載し作品を中心にそのほかの作品と合わせて、約60点を展示しました。ご高覧いただければ幸いです。
■松浦昌明 略画暦
1966年~
近代美術協会の結成に参加。創立第1回展から第45回展まで出品。
1976年~1977年
サロンドートンヌ展(パリ)に2年続けて出品・欧遊。
1986年
毎日国際美術展(第16回)に出品。
1985年~1994年
海外国際交流展(オランダ・スペイン・メキシコ・中国)に出品。
1997年
ニューヨークにて個展。
1998年
カリフォルニア・アーバインにて個展。
2000年
ニューヨークにて画廊企画展。
岩崎ミュージアムにて個展・ワークス・イン横浜に参加出品。
2003年
ミラノにて個展(企画展)。
2004年
岩崎ミュージアムにて個展。
2009年
横浜開港アンデパンダン展に出品。
その他
国内・東京都内にて個展・グループ展多数。
■Sketch40%展
2010年8月11日(水)~8月22日(日)
子供の頃から知らない道を歩くのが好きな私にとって、横浜のスケッチはとても魅力的なものです。中華街のごちゃごちゃした雑踏を抜け山下公園でスケッチポイントを捜したり、関内から港へと向かう道すがら歴史的な建物を見ながら昔の風景に思いを巡らせたりと…。
また、山手本通りの洋館や素敵なお屋敷や、どこまでも延びていきそうな長い坂道を見るにつけウキウキしてくるのです。
6年も通っているのに飽きないのは、毎回新しい発見があるからだと思います。今日も初めての道を歩いていたら、いきなり横浜3塔のひとつ、クィーンが現れ思わず感激!これだから横浜スケッチはやめられないのです。
そんな楽しく温かな気持ちを、いらした方たちが感じていただければ嬉しく思います。
スケッチ40% 辻 木綿
◆プロフィール
2005年から、岩崎ミュージアムにて、スケッチ40%展を開催。今回で6回目を迎える。
また、今夏にはオランダへのスケッチ旅行を企画している。
■ワークショップ「“パタパタドッキリビックリカード”を作ろう!」
8月20日 13:00~15:00
5才になるのを、いまかいまかと心待ちにしていた○○ちゃん。大丈夫、夏休み恒例のアートワークショップは今年も元気にやりますよー!題して“パタパタドッキリビックリカード”を作ろう!”
扉を開くように、カードをめくって行くと、あ~ら不思議?
次から次へと新しい絵が現われて、いつの間にやらカードの形も四角から十字型に変身。
はてさて、この仕掛けやいかに。
「えー、こんな難しいもの出来なーい!」って。それも大丈夫。難しいものを簡単に解き明かし、簡単な仕掛けで難しそうなものを作ってみせる。それが、このアートワークショップの良いところ。
夏休みの宿題に困ったお子さんも、はたまた日頃の生活で疲れた頭を解きほぐしたい大人の皆様も、どうぞ奮ってご参加くださーい。
齋藤眞紀
料金 1,000円(材料費込み)
ご予約・お問い合わせ 岩崎ミュージアム Tel.045-623-2111
■横澤昇の「夏☆テェツ」展
2010年8月25日(水)~9月5日(日)
岩崎ミュージアムでの伝説の展示「ギリギリアート展」からはや4年。
あの頃のぼくはおもいっきりネガティブだった気がする。
お金もなく、職もなく、三十路を迎えたあの年、まさにノーフューチャー。
お酒を飲むたびに将来の不安に涙した。
4年の月日が経ち、鉄花器を作るという仕事にも馴れ、お金って大事だなぁと実感するこの頃.....でも何かが足りない。
作品を作り発表することだ。
作品を作っている時のアドレナリンがどくどく出る感じが忘れられない。
今回の展示では前回とは反対に、よりポジティブに、より大らかな気持ちで作品を作ろう。見に来てね。
■プロフィール
1976年
東京生まれ名古屋育ち
2001年
武蔵野美術大学卒業
2001年~2004年
同大学にて勤務
2004年~2006年
アートユニット明和電機に所属
2005年
友人とシェアしていたアトリエが火事になる
2006年~現在
某いけばなの流派のアトリエにて鉄花器を制作
2002年~
個展 グループ展 多数開催
■岩崎ミュージアム第274回企画展
岩崎ミュージアム開館30周年記念 長宗希佳 展
2010年9月7日(火)~9月26日 (日)
【主 催】 長宗希佳展実行委員会
【後 援】 二紀会神奈川支部
【協 力】 横浜市民ギャラリー
画家長宗希佳さんが亡くなられて4年3ヶ月となります。
長宗さんは多摩美術大学を主席で卒業し、ローマに留学。学生時代より故宮本三郎氏に師事、二紀展に出品し数多くの受賞するなど輝やかしい画歴を残しました。
また、1969年(昭和44年)に同氏と二紀会神奈川支部を発足し、長年に渡り支部長を勤め力を注ぎました。
また、横浜美術協会(ハマ展)、横浜美術友の会、爽蒼美術協会それぞれの会長、横浜美術館評議員を歴任し、地元横浜の美術・文化にも尽力いたしましたが、2006年に永遠に帰らぬ人となってしまいました。中学高校と柔道で鍛えたという強靭な肉体と精神も恐ろしい病魔には勝てなかったようです。
画家は快活な人で、その明朗さと行動力は人を呼び寄せる不思議な人格の持ち主でした。
作品にもその人柄が表れていたと思います。確かな構成の上に緻密な描写、光と影、限りない透明感は油絵の素材である絵の具が持つ質、性格というものをよくよく知りつくした画家ではなかったかと私は思います。
今度の当ギャラリーで開かれる遺作展は、画家の遺したごく一部の作品展示となると思いますが、この機会に数多くの美術愛好家にご覧頂けましたら故長宗希佳さんも彼の世で微笑まれることと思います。あの大きな体、イタリアじこみのジェスチャー、えくぼのある丸い顔を今でも思い出します。
二紀会委員(前神奈川支部長) 中村幸男 2010年7月記
■長宗 希佳 [ Kiyoshi Nagamune ] 1937年~2006年
1937年
神奈川に生まれる
1959年
多摩美術大学卒業
1969年
第23回二紀展 黒田賞受賞
1984年
安井賞展出品
1986年
40周年記念二紀展 委員推挙
1988年
第42回二紀展 栗原賞受賞
1994年
長宗希佳自選展(橫浜市民ギャラリー)
1996年
第50回記念二紀展 栗原賞受賞
神奈川県展にて特選受賞
二紀展(68同人賞・80会員賞(以後2回))
2002年
第56回二紀展文部科学大臣奨励賞受賞
2006年
逝去
■岩崎ミュージアム第275回企画展 日本・台湾学生版画交流展「版の萌芽」
2010年9月29日(水)~10月11日(月)
主催:日本大学藝術学部版画研究室、岩崎ミュージアム
■交流展に寄せる言葉
日本大学藝術学部美術学科版画研究室と国立台湾芸術大学との交流は、2004年から始まり、2005年国際版画交流展「季風の転動」(国立台湾芸術大学)、2006年日本・台湾教員版画交流展(横浜 岩崎ミュージアム)、そして2008年には教員交流として国立台湾芸術大学、鐘 有輝教授を招聘し、現在に至っております。
こうした背景のもとに、本展は版画を通して熱き志を共有する両大学の大学院生10名が、様々な技法を駆使して制作した約20点を展示紹介します。そこには両国の風土やそこで培われた国民性の違いによりスタイルや内容も異なる多様な表現があり、未来に向けて版画芸術の可能性を模索する次世代の若きエネルギーが伝わって来ます。
この機会を通じて、両大学の版画教育の現状と版画芸術の未来を概観して頂ければ幸いです。
日本大学大学院造形芸術専攻版画コース 5名
木村 瞳
モノタイプ
日比野 絵美
モノタイプ
青山 由貴枝
銅版(エッチング,アクアチント)
大橋 朋美
銅版(エッチング,アクアチント)
吉岡 寛恵
リトグラフ
国立台湾芸術大学大学院版画コース 5名
徐 明豐
シルクスクリーン,木刻
何 湘琦
紙版色刷り,併用版(実物版・紙版)
莊 ●★
木版木刻・割紙鏤空(紙をコラージュ)
張 瀞文
併用版
楊 紋瑜
併用版(メゾチント、紙版、シン・コレイ)
※ ●は王へんに宛、★は女へんに亭
■岩崎ミュージアム第276回企画展 版画集団「van」展 『版の萌芽』
2010年10月14日(木)~10月24日(日)
秋、色づく紅葉に季節の移ろいを感じるころ、太平洋美術会版画部の有志17人が、版画集団「van」として岩崎ミュージアムのご厚意により、二回目の版画展を開催できます事を大変嬉しく思います。
版画集団「van」展の作品は銅版、孔版、木版、木口木版、デジタルプリントと多岐にわたっています。それぞれの技法と個性で自由闊達に表現しています。
今回も一部作品の原版を展示いたします。各作家の制作過程が垣間見え版画に対し色々な技法の違いなどがお判り戴けます。版画愛好の皆さま、ぜひ岩崎ミュージアムにお立ち寄りください。
上野芙美江
■第30回 てんらんかい アトンメントセンター子供絵画教室
2010年10月27日(水)~10月31日(日)
山手通りの木々が色づくこの10月に、今年も第30回目の「てんらんかい」を開催いたします。子供たちの持つ豊かな発想や感情を教えるつもりが教えられ、この教室も30年目を迎えました。子供たちが自由にのびのびと絵を描いたり、ものを造る事を通して、豊かな感情や優しい心を持った人になってくれたらと思います。
今年は大きな模写に挑戦し、自分風にアレンジしてみました。楽しく表現したかを観て頂きたいなと思います。
会期中のワークショップもお楽しみに…。
■岩崎ミュージアム第277回企画展 Thomas J Hojnacki 展
2010年11月3日(水・祝)~11月14日(日)
■略歴
岩崎博物館は、今年、創立三十周年を迎えられました。この記念すべき年に、再びこちらの会場で、作品を発表する機会を得られたことを非常に嬉しく思っております。
今年、こちらで作品を展示された他のアーティストの方々も同様な気持ちをもたれたことでしょう。
偶然にも、今年の八月で私が来日して丁度三十年。そして結婚生活は二十五年目という人生の節目とも言える年になりました。
この三十年間は、日本人、外国人を問わず様々な人々と接することで、多くのことを学んだ貴重な年月でした。
今回は、その期間に描き続けた作品の一部を展示いたします。御来場の折は、私が選んだ音をBGとして、ゆっくりご覧いただければ幸です。
■主な作品展
1989年
グループ展(東京都美術館 東京都)
1990年
個展(スペースAD2000 東京都)
1991年
個展(フリースペース“える” 富山県)
個展(ギャラリー麻クロス 東京都)
1992年
グループ展(ギャラリーアルファルファ 東京都)
1993年
個展(ギャラリーザーム 東京都)
1995年
個展(ABCギャラリー 大阪市)
大阪府主催 国際友好祭 ポスター作成(大阪府)
グループ展(港区国際センター 東京都)
1999年
個展(ギャラリーPromo?Arte 東京都)
2000年
個展(ギャラリーしみず 横浜市)
2003年
グループ展(ラインアートEXOP’03 ベルギー)
2006年
個展(ミューザ川崎 川崎市)
2008年
グループ展(ギャルリーパリ 横浜市)
個展(岩崎ミュージアム 横浜市)
2009年
個展(岩崎ミュージアム 横浜市)
■岩崎ミュージアム第278回企画展 太平洋美術会 染織部 部会展
2010年11月16日(火)~11月21日(日) ※初日は13時よりのオープンとなります。
十一月に太平洋美術会染織部第二回展を開催致します。
四季のうち、この良い時期に昨年に続き開催できること岩崎ミュージアムの御厚意に感謝しております。
本展(新国立美術館於)ではタペストリー和服など作品が大きいのですがミュージアムでの小品展では各自今までのイメージとは違った個性が見え競い合い楽しいと好評でした。
本年、自然環境を守る植物染料藍で染める着物をテーマに糸目を使った十三工程の作業パネルを展示致します。
皆様の日常生活に密着した染めに興味を持って下さるよう努めます。是非遊びにお立ち寄りください。
■岩崎ミュージアム第279回企画展 それぞれにとっての「草花に想いをよせて」展
―松本千鶴個展並びに教室生徒合同作品展―
2010年11月23日(火・祝)~12月5日 (日)
主催 スージー・アンティーク&ギャラリー
ボタニカルアートとは、植物をじっくり観察しながら自然の奥深さを実感しつつ、ありのままに描いていく絵画です。昨年 講師の松本が出版した画集「草花に想いをよせて」にちなみ、今年は講師のみならず、生徒さん達にとってのそれぞれの草花への想いをこめた作品群も御覧いただきます。
また、クリスマスプレゼントに最適な絵葉書、ミニ手帳、画集などの販売も致します。11月25日(土)、28日(日)には友人演奏グループによるトーン チャイムの演奏会もあります。
自然好き、植物好きのたくさんの方々にみていただけると嬉しいです。
■スージー・アンティーク&ギャラリー
イギリスアンティークとアーティストの作品を扱う、アンティークショップ&ギャラリー。
現在は銀座プランタン・軽井沢のアンティークフェアへの出品や、ギャラリー展示の企画等を行っている。
松本千鶴略歴
1951年
東京生まれ。
1975年
東京芸術大学美術学部芸術学科卒
1997年~
ほぼ毎年個展開催
2006年
茅ヶ崎美術館にて「草花に想いをよせて」展を開催
2009年
初画集「草花に想いをよせて」出版
現在、平塚市の自宅、大磯町郷土資料館「千草の会」、藤沢市の湘南アカデミア、こぶし荘、横浜戸塚有隣堂カルチャーセンター、弥生台中川地区センターなどで植物画の講師をつとめている。
■岩崎ミュージアム第280回企画展 Merry Christmas & Happy New Year 展
― 第3回 イラストレーターズ クリスマスカードショウ 2010 ―
2010年12月8日(水)~25日(土)
※最終日は16:00終了(入場15:30まで)
主催:(株)シュガー
雑誌の広告、書籍の表紙、駅のポスター、CMなど毎日作り出されるたくさんのクリエイトを支えるプロのイラストレーター115人が、クリスマスとニューイヤーをテーマに作品を販売!
手作りの一点もの雑貨や、オリジナルタンブラー、クリスマスポストカードに、2011年の年賀状&カレンダーまで、パワー溢れるクリエイターの作品達に心がわくわく踊ります。
ここでしか見られない、ここでしか買えない、世界で一つのアートフェスティバル!是非ご覧ください。
期間中はアーティストによるイベントも企画中!
■イベント
◆似顔絵ねんど
あなたそっくりのお人形を立体造形作家がその場で作ります!毎年大人気のコーナー☆
動物やクリスマスモチーフ、来年の干支など自由にオーダーできます。
開催日 12月12日(日)10:30~13:00、14:00~16:30
制作費 一体 1,000円(税込)
受 付 随時 ※一体、30分程の制作時間を頂きます。
作 家 立体造形アーティスト 竜田あきひろ
◆似顔絵年賀状
人気急上昇!グレートなうさぎ「グレウサ」の作者、はしあさこさんが
オリジナルの似顔絵年賀状を作成してくれます!
「グレウサ」とコラボした世界に一つのオリジナル年賀状を作りませんか!?
会場ではグレウサグッズの販売や限定待受もダウンロードできます!
是非会場にお越し下さい☆
開催日 12月11日(土)、19日(日)10:30~13:00、14:00~16:30
制作費 年賀状一枚 1,000円(税込)
オプション 印刷用データ(CD-R)作成一枚 500円(税込)
受 付 随時 ※一絵柄、30分程の制作時間を頂きます。
作 家 イラストレーター はしあさこ
■貸スペースによるイベント※お問合せ先は各主催団体になります。 |