ギャラリー

絵画や工芸などさまざまなジャンルの企画展を開催しています。最大壁面40m、外光を取り入れることが可能な空間となっています。アーティストの方と協力しながらも催すアートの数々をお楽しみください。貸展空間としてもご利用いただけます。 (貸スペースのご案内はこちら)

今後のスケジュール
これまでの催し

このページのイベントは既に終了したものです。

Creema Gallery’s Week
“みんなでつくる個個個個展”

2013年1月8日(火)~1月14日(月・祝)


日本最大級のオンライン・クリエイターズマーケット「Creema」を代表する100名の人気作家が、全国のギャラリー、そしてCreemaスタッフと共につくりあげる、大規模な個展の連なるイベント「Creema Gallery's Week」。
東京、横浜、京都、福岡、全国4都市・15箇所のギャラリーにて同時開催します。
4都市では、それぞれ近隣の複数ギャラリーを会場に、回遊型のイベントとなり、様々なクリエーションに触れられる一週間となります。
初日には各会場にてオープニングパーティーを開催し、週末には各作家達による様々な企画が催されますので、お楽しみに!
素敵な作家達が繰り出すクリエイティブな空間に、是非足を運んでみていただければと思います。

【出展者15名】f.e.Craft sisters<デザイナー>、ALOANE<イラストレーター>、あっか<----->、ARA<フォトグラファー>、manna<リース作家>、nao ymmt<アーティスト>、g.g.m.m.<ステンドグラス製作>、金田花季<イラストレーター>、Ti-ti-By-my<陶小物作家>、tete<バッグデザイナー>、アイハラ ハル<---->
       japatic<アクセサリー作家>
       uzu<---->
       アトリエ水無月<陶芸家>
       cocomama folk made<デザイナー>

公式Webサイト http://www.creema.jp/cgw2013

■岩崎ミュージアム 第319回 企画展
かるたアラカルト展

1月5日(土)~1月6日(日)・1月16日(水)~1月20日(日)
主催 : (株)奥野かるた店

歌かるたは和歌やことわざから作られています。中でも馴染みの深い「犬棒かるた」には、「犬も歩けば」で始まり、「論より証拠」「花より団子」と続く江戸系と、「一寸先は闇」から始まる上方系のふたつがあります。戦後は犬棒かるたに代わって、テレビマンガのキャラクターものが多くなりました。そうなると語句もことわざでは全くなく、絵札の単なるストーリーの説明に過ぎないものが多かったようです。
 私がことわざの語句が素晴らしいと感じているのは、1枚の字札に簡潔な日本語が歯切れ良くおさまり、庶民の生活の知恵が託されているのを見ることができるからです。芥川龍之介は「我々の生活に欠くべからざる思想はいろはの歌に尽きているのかも知れない」と、「いろは短歌(朱儒の言葉)」の中に記しています。かるたは子供のものと考えられがちですが、語句は大人の自分たちが生きていくのにも必要な思想とも云うべきだと観ているようです。
 戦後暫くはキャラクターかるた全盛の時代となり、そのブームも40年代と共に去って行きます。同時に子供たちにあきられて他の正月玩具と共に廃れ、クリスマスやお正月にかるたという発想がなくなってしまいました。この頃がかるたの危機で、百人一首も含めて斜陽な品になりました。幸い50年代からことわざが見直されて、ことわざ(かるた)について多くの書籍が刊行されて、かるたも品質の良い、内容の優れた愛蔵版も創られるようになり、近年はかるたもひとつの文化と位置づけられて、かるた屋としては商売冥利と考えたりもしています。
 今回の展示でも、多くの方々に知っていただきたい、思い出していただきたいかるたをご用意致しました。
 始めに「なつかしの歌かるた」は、明治、大正、昭和と歌い継がれた文部省唱歌、童謡、叙情歌などから50曲を選んでかるたに仕立てました。
 「かごめかごめ」「故郷」「朧月夜」など、美しい日本語で歌われた、未来に残したい歌ばかりです。このような歌は子供たちの心と日本語力の育成を助けるものと思っております。歌い出しを文字札として、絵札には木版画(版画:伊藤卓美)を用いています。その温かい画は私たちの心の原風景と一致していることでしょう。
 また好評をいただいている「宮沢賢治木版歌留多」の楷書版を制作いたしました。幼い子供たちや小中学生に手にとって戴きたいと願い、文字札を楷書体に改めて、漢字にはすべてふりがなを付けて親しみやすく致しました。まだまだ復興がままならない東日本大震災の被災地のみなさまにお贈りしたい気持ちと、東北本来の美しい自然や文化を広めたい思いで制作致しました。
 ぜひ、足をお運びいただければ幸甚に存じます。

奥野伸夫(奥野かるた店 会長)

■岩崎ミュージアム 第320回 企画展
ひろはまかずとし 言の葉墨彩画展
お手紙による「虹のかけ橋☆天使のはしご」展
1月23日(水)〜2月24日(日)

「前略 結局、あなた自身が結論として選んだ道をただ歩いているだけなのですから、そんなにあなたひとり不幸を背負ったような顔をして歩かないで下さい。もっと好きな道を歩いているにふさわしい、快感に満ちた顔をして歩いて頂きたいものです。あなたは今、どんな道を歩いていますか?よかったら教えて下さい。」というような、手紙風の様々な作品を展示し、ご来場者様に自分の心と向き合いながらお返事を書いて頂けるようになっています。
また、希望への架け橋となるような「虹」のイラストを用いた作品も数多く展示。
晴れやかな心になって頂けますように…。

★★★ ひろはまかずとしお話会&ライブ ★★★

日時:2013年2月9日(土)13:30〜
ゲスト:優雅(元宝塚歌劇団 研ルイス)

日時:2013年2月11日(月・祝)13:30〜
ゲスト:Mika(予定)

心あたたまるお話と朗読、即興で描く大作も必見。
一般:1000円/小学生:500円(ご予約不要)

【ひろはまかずとし 略歴】
1949 愛知県蒲郡市生まれ
1987 交通事故で長期入院中に作品を書き始める
1988 蒲郡市にギャラリー「カジェルの森」オープン
1994 河出書房新社「おもいのまんま」全国出版
    以後、小学館やPHP研究所などから40冊以上出版
1996 小学館「小学一年生」・「お母さん塾」連載
1997 日本能率協会「年間カレンダー」出版(以降継続)
2000 三重県公立高校入試問題に作品出題
2001 「月刊PHP」連載
2006 命を大切にする教育「賢人フォーラム」出演
2007 コカ・コーラのホットドリンク「はちみつゆず」作品掲載(以降継続)
2011 東日本大震災の被災地、南三陸町を中心に支援活動を続ける
    自殺対策や養育をテーマに、全国で個展や講演会を開催中

横浜fカレッジ 進級・卒業作品展
ファッションデザイン科、ファッション技術科
ファッションビジネス科、ジュエリー&アクセサリー科
卒業・進級作品展
2月27日(水)~3月10日(日)

岩崎学園 横浜fカレッジでは、今年度も日々の成果の発表として、ファッションデザイン科、ファッション技術科、ファッションビジネス科、ジュエリー&アクセサリー科合同で卒業・進級作品展を開催いたします。
ショーの形式は2部に分け、前半はファッションデザイン科・ファッション技術科を中心に、各学年ごとのテーマに合わせて作品を発表します。後半ではファッションビジネス科・ジュエリー&アクセサリー科とのコラボレーション作品の魅力を引き出し、創作と演出の両面からショーを提案します。
展示期間には、各グループ作品をショーウィンドウのようにディスプレイし、さらに、学校生活で学んだ技術と知識の集大成の課題作品、繊細な手作業で作られたファッションアイテム、ジュエリー作品、テーマに基づいたデザイン画も展示します。
若さにあふれ、個性豊かな作品の数々を、ごゆっくりご覧くださいませ。

  • 【作品ファッションショー】2月23日(土)・24日(日) 14:00開演 13:30開場
  • 【お問い合わせ】横浜fカレッジ TEL 045-311-5561 (奥山)

■岩崎ミュージアム 第321回 企画展
金子隆一遺作展
2013年3月13日(水)~24日(日)
金子先生を偲ぶ

 家族を愛し、関東学院を愛し、絵を愛し、二紀会を愛し、そして教え子たちを愛した金子先生が逝って2年になろうとしている。
48年の世代に亘り、在籍した300人を超える美術部員はゴッホよりユトリロより他の誰よりも金子隆一の情熱の洗礼を受けて育った。多感な時代の記憶は鮮烈だ。あの時の金子隆一の声もキャンバスの色彩も記憶に深く刻み込まれている。ダンディーで涼しげで端正な顔立ちと不釣り合いな、熱くるしいほどの情熱が懐かしい。ピエロを見るたびに、夜遅くまで美術室で過ごした6年の日々と制服に染み込んだ絵具の匂いを思い出さずにはいられない。

【金子隆一 略歴】
   1931年(昭和6年3月12日)横浜市南区睦町に生まれる
   1948年 関東学院高等学校 美術部創部 初代部長
   1949年 関東学院高等学校卆(第1回卆)。水船六洲に師事
   1953年 〃大学卆。関東学院中学、高等学校美術専任教員
   1957年 武蔵野美術大学修了。成井弘に師事
   1953年~5年間新制作展出品 初入選以来4年連続入選
   1958年 二紀展初出品(以降連続入選)
   1962年 二紀選抜100人展にて「100人展賞」を受賞
   1965年 青木貞子と結婚。1966年長男誕生。1969年次男誕生
   1973年 ハマ展出品「協会奨励賞」を受賞
   1974年 ハマ展会員推挙
   1975年 逗子市立池子小学校の校章デザイン
   1978年 二紀選抜展「奨励賞」受賞。二紀会会員推挙
   1981年 横浜高島屋にて油絵個展
   1982年 〃 木版画個展
   1985年 二紀会員展にて「会員展賞」受賞。松岡美術館買上げ
   1987年 二紀展にて「会員賞」受賞(第41回二紀展)
   1987年 万国橋ギャラリーにて油絵個展
   1990年 二紀展にて「会員賞」受賞(第44回二紀展)
   1991年 二紀会委員推挙(第45回記念二紀展)
   1992年 岩崎ミュージアム第1回企画展・個展(1月)、横浜高島屋にて油絵個展(8月)
   1993年 ハマ展にて「朝日新聞社賞」を受賞
   1996年 関東学院中学・高等学校教員を定年退職
   1998年 横浜画廊にて油絵個展
   2001年 関東学院中学・高等学校講師を退任
   2004年 ハマ展在籍30年記念「功労賞」
   2006年 ポルトガル「ナザレ」を逗子市に寄贈
   2011年(平成23年)3月31日 永眠(享年80歳)

楽画5人展
2013年3月27日(水)〜31日(日)

「気楽に楽しく絵を画こう」と、ごくあたりまえの呼びかけで集まった5人。 県展(神奈川県美術家協会)で出合った、画風やジャンルを超えたグループですが、5歳、年を重ねました。さて、絵が5歳成長したか、それとも年老いたか? 知るや知らずや、それぞれの絵が語ってくれます。 ひとつ言えることは、5人が健康に恵まれ、家族にも、友にも、環境にも恵まれて、絵画を描くことができたことです。 「気楽に楽しく」は、感謝をもってこそ成りたつ、ということです。 絵が語るそれぞれの心を、ひとときの時間の中で観る皆様の心に届くことができましたら、これほど嬉しいことはありません。 ここ岩崎ミュージアムギャラリーでの、新しい出合いや、再会を、心からお待ちしております。 気楽に見ていただければ、楽しんで頂ければ、うれしいです。

平成25年2月吉日
楽画5人一同

日本画 黙示・祈り 杉山貞夫水彩画 HANA 中丸彰子ミクスト ティランジア 垣見久子油彩画 花の行方 角田礼子油彩画 森の恵み 飯田力也

M&N Exhibition of Stained Glass~二人展2013
2013年4月3日(水)〜4月7日(日)

2004年の二人展以来の新田眞由美・大澤則子によるステンドグラス展を開催させていただく運びとなりました。 晴れやかな桜の季節に、横浜・岩崎ミュージアムという素敵な会場で展覧会をさせていただけることを大変嬉しく思います。
【新田眞由美 Mayumi Nitta】
1989年より米国ロサンゼルスにて田上義文氏のもと、ステンドグラス制作を始めました。 手作りガラスはそれぞれに独特の色味や味わいがあり、その雰囲気を大切にデザインを考え制作しています。 ロサンゼルスにてグループ展、帰国後は横浜エイモス、鎌倉プリンスホテルにてグループ展、東京パレスホテル、伊東サザンクロスホテルにて個展や二人展で作品を発表。 お寺や病院などへも作品を寄贈しています。 米国ステンドグラスランプ協会会員(2004年より協会のカレンダーに毎年作品が掲載されています)。

【大澤則子 Noriko Ohsawa】
ステンドグラスに魅せられたのは、ティファニーのランプとの出会いでした。 よき指導者とのご縁もあり、手作りガラスの美しさに惹かれて、気づけば20年近くも作品を作り続けてきたことになります。 常にガラスを活かす題材や素材を大切にしながら、インテリアとして落ちつくようなデザインを心がけています。 このたび2回目となる展覧会ですが、個性の異なる2人のステンドグラスの世界をお楽しみいただければ幸いです。 ステンドグラスを通して素敵な出会いがありますよう、ご来場お待ちしております。

■岩崎ミュージアム 第322回 企画展
由木浩子・河合祥子・上村由希 三人展
2013年4月10日(水)〜21日(日)

 毎年各地で展示をしていますが、このように文章を書く機会は、岩崎ミュージアムのみです。そして私にとっては、それがとてもいいことのようです。毎回、「反省」や「戒め」「改良」あるいは「発見」、「喜び」を振りかえるいいチャンスになります。そして、今回も「どれだけの方に、受け入れてもらえるのか?」と…。そして、こうして発表し続ける事の大切さを痛感しております。毎日世の中では、災害、事故、テロなど、色々なことが起きて、殺伐としていて考えさせられる事も多い昨今。その中で、あたたかさや安らぎや癒し、時には、感動を与える事が出来るように…。それが私の当面の目標や課題となっています。四月いつも岩崎ミュージアムから季節は始まります。そして時は流れ、季節はめぐり、歴史は移り変わり、人は進化していくのでしょうか?昔、棒高跳びのブブカ選手が出ていたCMがありました。-「自分を信じること」- -「失敗を恐れないこと」- -「工夫を忘れないこと」- -「夢は必ず壁を越える」- 彼がスローモーションでバーを越えていく映像でした。私も少しは進化していかなければいけないと反省する今日この頃です。どうぞ今年もこの三人の新作をおたのしみください。

上村由希(ガラス作家)

由木浩子河合祥子上村 由希

■岩崎ミュージアム 第323回 企画展
The Exhibition of KATAN ISHIKAWA 石川珂旦 美の世界
2013年4月23日(火)~5月6日(日)

昨年はひさしぶりにヨーロッパへ旅行してまいりました。
2012 年はちょうどクリムト生誕150 周年記念ということで、オーストリア・ウィーンの各美術館が協力して所蔵作品を展示しているとのことでした。普段だとこれだけの作品をいっぺんに見る事が出来ないので、これは逃す手はないと思い、グスタフ・クリムトとエゴン・シーレの作品に再会するため、6 年ぶりにウィーンへ降り立った次第です。実は、ちょうどその頃にどこかへ旅行しようと思っていた所でしたので(最初は漫然と中近東か南アジアとも考えていたのですが)、クリムト生誕150 周年記念キャンペーンは良いきっかけとなりました。そして行程を考えているうちだんだん、せっかく長時間飛行機に乗って行くのだからと、この際に他の美術館も見たくなってまいりました。あそこも、ここもと考えるうちだんだん訪問都市が増えてしまい結果的に7 カ国を巡るグランドツアーとなってしまいました。私にとって今回の旅行は、以前に行った美術館もあれば今回初めて訪問した美術館もありでそれぞれが大変楽しく、またその膨大なコレクションに圧倒される、ヨーロッパ旅行となりました。 今回で岩崎ミュージアムに於けます展覧会も13 回目となりますが、皆様にはご来駕ご高覧いただければ幸いに存じ上げます。

石川珂旦

【石川珂旦 略歴】
   1989年  東京・渋谷 ギャラリードリームコレクションにて1995年迄毎年新作展開催
   1996年以降1998 年迄隔年開催
   1996年  東京・銀座 ギャラリー珂旦exhibit にて新作展開催
         東京・銀座 近江画廊にて展覧会開催 以降2002 年迄隔年開催
         東京・池袋 ギャラリーK's コレクションにて展覧会開催 以降2005 年迄毎年開催
   1997年  茨城・水戸 ガレリアマティスにて展覧会開催 以降2009 年迄毎年開催
        兵庫・神戸にて展覧会開催 以降毎年2000 年からはTOR ギャラリーにて2008 年迄毎年開催
   1999年  東京・神宮前 ギャラリー珂旦art works にて新作展開催
         以降2001 年迄隔年開催
         広島・三原 ギャラリーKにて展覧会開催 以降2008 年迄毎年開催
   2000年  岩手・盛岡 かわとく 工芸館にて展覧会開催 以降2010 年迄毎年開催
         2012 年以降ギャラリーカワトクにて毎年開催
         大阪・枚方 ギャラリーアンピオにて展覧会開催 以降2006 年迄毎年開催
         米国・サンフランシスコ Gallery Piazza にて展覧会開催
   2001年  神奈川・横浜 岩崎ミュージアムにて展覧会開催 以降毎年開催
   2003年  東京・銀座 プランタン銀座 ギャルリィ・ドゥ・プランタンにて展覧会開催
         以降2006年迄毎年開催
         石川・金沢 めいてつ・エムザ 美術サロンにて展覧会開催 以降2010 年迄毎年開催
         宮城・仙台 藤崎 美術ギャラリーにて展覧会開催 以降毎年開催
         東京・新宿 新宿三越 美術画廊にて展覧会開催
   2004年  福島・福島 中合福島店 美術サロンにて展覧会開催 以降毎年開催
         東京・銀座 松屋銀座本店 アートスポットにて展覧会開催
         2005 年から2009 年迄美術サロンにて毎年開催
         2010 年美術画廊にて展覧会開催 2011 年以降イベントスクエアにて毎年開催
         広島・広島 そごう広島店 美術画廊にて展覧会開催 以降2008 年迄毎年開催
   2005年  東京・日本橋 日本橋三越本店 リビングステージにて展覧会開催
         栃木・宇都宮 東武宇都宮百貨店 美術画廊にて展覧会開催 以降毎年開催
         東京・二子玉川 玉川髙島屋 アートサロンにて展覧会開催
         以降2006 年を除き毎年開催
   2006年  東京・池袋 池袋三越店 アートギャラリーにて展覧会開催 以降2008 年にも開催
   2007年  東京・日比谷 帝国ホテル彌屋ギャラリーにて展覧会開催 以降2010 年迄毎年開催
         茨城・水戸 京成百貨店 アートギャラリーにて展覧会開催 以降毎年開催
         福島・郡山 うすい百貨店 イベントコーナーにて展覧会開催
   2008年  大阪・梅田 阪急うめだ本店 美術画廊にて展覧会開催 以降毎年開催
   2009年  群馬・高崎 高崎髙島屋 アートギャラリーにて展覧会開催 以降毎年開催
         岡山・岡山 岡山天満屋 美術ギャラリーにて展覧会開催 以降毎年開催
         兵庫・西宮 西宮阪急 アートギャラリーにて展覧会開催 以降2011 年迄毎年開催
         千葉・千葉 千葉三越 特選画廊にて展覧会開催
         長野・松本 井上百貨店 ギャラリー井上にて展覧会開催 以降毎年開催
   2010年  北海道・札幌 札幌三越 三越ギャラリーにて展覧会開催 以降毎年開催
   2011年  広島・福山 福山天満屋 アートギャラリーにて展覧会開催
         2012 年以降美術画廊にて毎年開催
         福岡・北九州 井筒屋小倉店 美術画廊にて展覧会開催 2012 年にも開催
         石川・金沢 香林坊大和 アートサロンにて展覧会開催 以降毎年開催
   2012年  鳥取・米子 米子天満屋 美術画廊にて展覧会開催
         広島・広島 天満屋広島八丁堀 アートギャラリーにて展覧会開催

■岩崎ミュージアム 第324回 企画展
山崎計二 萩尾紅子 二人展
2013年5月9日(木)~19日(日)
共催:スージ・アンティック&ギャラリー

 二人の作品は、今や個性が融合し、自然界のリズムや彩りのように協調し合う、そんな普遍性、まるで真実や掟を語るように表れる。そのストーリーを、見て、感じていただければ、大きな喜びとなります。

鈴江花也乃(スージ・アンティック&ギャラリー)

「ここ」でもない。「むこう」でもない。いままでに見たことのない世界を、白いキャンバスの内に探し続けたいと思うのです。??から!!に変わるような、イマジネーションという可能性を使ってね。

山崎計二

妙高山麓での暮らしも二十年になりました。山あいのこの地では白い冬の季節が4ヶ月以上続きます。雪融けの5月、新緑の森で春を待ちかねた野草も樹々も次々に花を咲かせます。それは大地の命のきらめき。その輝きと優しさの表現をご覧いただければ幸いです。

萩尾紅子

■特別展 世紀末のファッションスタイル
2013年5月21日(火)~26日(日)

  • 主催:岩崎ミュージアム
  • 協力:Kiyomi、横浜fカレッジ
  • 写真:横浜開港資料館 所蔵

開港した横浜…そこに暮らす人びと…西洋の文化と出会った日本。横浜開港期の女性ファッションを日本と西洋それぞれのスタイル、文化等を比較しながら、当時の服飾文化をご紹介します。体験コーナーでは、日本初の洋装スタイルといわれる"バッスル"をご用意しております。開港期のモードを、見るだけではなく、触れて感じてみて下さい。

■10th タイルモザイク画展 −技と色彩の芸術、永遠の絵画−
2013年5月29日(水)~6月2日(日)
●主催:鎌倉モザイコ工房

鎌倉モザイコ工房に於けるタイルモザイク画制作過程は対象下絵の制作に始まり、その手法は鳥瞰図と虫瞰図の考え方をミックスして奥行き感を保つ細密手法を採り入れています。

長瀬充男

■長瀬充男■
83年から2年間をかけて、イタリア、ローマ、アッシジ、フィレンツェ、ベンナ、ミラノにて3年間壁画放浪の旅をくり返し壁画研修を行う。
91年、ギリシャモザイク作家ペラギア・アンゲロプール、アテネ技術大学助教授に出会い、モザイク壁画の心髄を学ぶ。
92年、再度フィレンツェ、ラベンナにてモザイク壁画修復作業を体験。
93年、修復作業をカルロ・シニョリーニ氏に学ぶ。
94年、鎌倉モザイコ工房開設。
00年5月、鎌倉芸術館にて第1回モザイク画展開催。以後8回鎌倉技術館にて開催。
13年5月、岩崎ミュージアムにて第10回モザイク画展開催。

■2M会展
2013年6月4日(火)~6月9日(日)
●主催:2M会

2M会も14回目を迎えることがで きました。この1年、皆で作品作りにまい進してまいりました。
新入会員も増え見応えのある作品が揃いました。どうぞご高覧をいただけたら幸いです。

■岩崎ミュージアム 第325回 企画展
第14回 紫陽花展
2013年6月12日(水)~23日(日)
※小品展 ~6月20日(木) 地階ホールにて

 14回目を迎えた紫陽花展の名前の由来は、9人の個性あふれる作品が、6月に咲く紫陽花の花のように、大勢の人たちに、美しくまた感動を呼ぶことを願って、命名いたしました。
 9人の女性ならではの視点で、捉えた作品を楽しくご高覧いただければ幸いでございます。
 「人間は、自己実現に向かって、絶えざる成長をする生き物である」とアメリカの心理学者マズローは言っています。
 それぞれの芸を磨き続ける事の大切さを知り、努力し、挑戦し、絵に潤いと感動の肌触りを求めて製作しています。
 今年も多くの方々との出会いを願い、心のつながりを大事にしたいと思っています。それに支えられて励まされ、今日があります。15回展にむけて、さらなる努力をして、もっともっと良い作品を生み出すように、一同心に決めています。

田中紘子

奥山幸子(水彩)、垣見久子(油彩・ミクスト)、越畑喜代美(日本画)、杉澤安江(アクリル)、須藤修代(油彩)、田中紘子(油彩・ミクスト)、辻富佐美(油彩・コラージュ)、中野昌子(日本画)、萩原季満野(木版)

■デモンストレーション "かまぼこ板アート" 6月15日(土)13時半~15時半
かまぼこ板(15㎝×5㎝)の世界に、大きな夢を描きましょう。
大人も子供もワイワイ楽しいひと時を過ごしませんか?
ご参加お待ちしています。

■岩崎ミュージアム 第326回 企画展
長尾玲子・田村慈子 二人展
2013年6月26日(水)~7月7日(日)
主催・ギャラリーアビアント

 長尾玲子さん、刺繍作家というより、イラストレータという肩書きのご本人。刺繍という括りでは収まらない作品は四角い小さな画面に糸で描く(刺す)技術は勿論作品を見る人に「ほっ!」という癒しや可笑しみを与えてくれる作家の絵心が何より魅力です。彼女の世界を知らない人にご紹介したい気持ちと、かつての作品をぜひ見たいというファンの希望で、今回は発表してきたシリーズ作品の再登場を企画しました。
 また今回は愛らしい陶人形を作る田村慈子さんのご協力を得てギャラリーの空間を より広がりのある演出にすることにしました。平面の長尾さんと立体の田村さん、糸の長尾さんと陶の田村さん、すてきなコラボレーションになると思います。ぜひ…。
長尾玲子「NAMIBIA」長尾玲子 略歴
1963 東京生まれ
東京YMCAデザイン研究所でデザインを、デンマーク スカルス手工芸学校で刺繍を、オーストラリア NMITでイラストレーションを学ぶ

著書
パッチワークの百貨店(ブティック社刊)、もめんの絵本(パッチワーク通信社刊)、サンタさんのいちにち、あっちゃんとゆびにんぎょう、100こめのクリスマスケーキ、サンタさんありがとう、サンタさんとこいぬ、ざっそうの名前
現在 新潟市在住

田村慈子田村慈子 略歴

1980 大阪外大 デンマーク語科卒
1994 セツモードセミナー卒
1995より 木版画で個展、グループ展など
2005 初めての陶人形での個展
その後現在に至るまで木版画、テラコッタを制作・発表している
神奈川県川崎市在住

■岩崎ミュージアム 第327回 企画展
Antique-Doll& Luxury Animal Fair ~19世紀の美少女達とラグジュアリ-アニマルたち~
2013年7月30日(火)~8月4日(日)
主催 人形の社交界 Antique-Doll Salon、共催 造形作家 ゴトウ ユミコ

アンティークドールの専門店として33年。
1980年に誕生した星ビルドールサロンは33年目に社名新に再スタート致しました。
約100年前に制作されたフランスとドイツで制作されたビスクドールはかつての子供達も遊んだ貴重な芸術品。1851年ロンドン万国博博覧会を皮切りに数々の賞を受賞した花形スターの人形たちを是非とも身近に感じて頂きたい。そして美術工芸的な魅力はもちろんのこと、当時の社会、文化的な背景との関わり合いなど、この度は人形たちと同じ年代の詰まったこの歴史ある岩崎ミュージアムと共に味わって頂けますと幸いです。
古き良き時代…絶妙なバランスの中で生まれ、今でも人類が作ったドールの最高峰と言われるアンティークドールたち。その不思議な魅力は現代でも魅了され続けています。

主なアンティークドール展・開催実績
1999年 ひろしま美術館
2003年 呉市美術館、京都宝ヶ池プリンス
2004年 福岡アジア美術館
2011年 廿日市美術ギャラリー
他、銀座・大阪ヒルトンにもかつて常設店を持ち、デパート、全国ギャラリーなどにてアンティークドール展を300回以上開催。現在は広島の瀬戸内海汽船別館にて拠点を構え6,000体以上のアンティーク・ドールの維持管理・周知を図る活動及び、それををを引き継ぐ後継者との出逢いの場としての社会的な役割を担うことを目的としている。

■岩崎ミュージアム 第328回 企画展
「プルガダイス・その世界」−木と絵の語らい 安藤和夫・ニキ 父子展−
2013年7月10日(水)~21日(日)

 みなさん、こんにちは。安藤ニキです。
 このたび岩崎ミュージアムで「プルガダイス・その世界―安藤和夫・ニキ父子展」を開催のこととなりました。
 プルガダイスという言葉は辞書にのっておりません。煉獄=プルガトリウム(有限の地獄)と楽園=パラダイスを合わせた造語です。私が生まれながらに抱えた空想大陸の名前であり、この世界のメタファーでもあります。
 「隣にある別世界」の証言を、ぜひともご高覧下さいませ?

安藤ニキ http://niki200705.blog.fc2.com/

安藤ニキ

安藤和夫 略歴
1952年 小田原生まれ。
小学校で横浜市旭区に移る。
神奈川県立横浜平沼高校卒業。
東京・神田神保町の美学校にて彫刻を学ぶ。
横浜元町のクラシック家具の老舗「竹中」などで家具職人としての修行。
1985年 独立し横浜に工房開設。
1995年 小田原に新工房開設。
2003年~ 横浜美術館 市民のアトリエ講師
2010年~横浜商科大学非常勤講師
さがみ工芸会会員。騎虎の会会員。

安藤ニキ 略歴
1984年2月13日横浜生まれ。10歳で澁澤龍彦のファンになり、幼少期にはキリスト教教育を受けて育つ。慶應義塾大学文学部Ⅰ類(哲学科)卒。共感覚とアスペルガーを持つ。
2010年箱根湯本・平賀敬美術館、2012年横浜・ギャルリーパリ、三軒茶屋KEN「Expose2012」等個展・グループ展多数。
2010年横浜ヴァージンフェスタ春蔵絵具賞、2012年西相展教育委員会賞。

■岩崎ミュージアム 第329回 企画展
Mytee Summit 2013
世界を明るくするアートランプをつくろう!
2013年7月23日(火)~8月4日(日)
主催:マイティサミット実行委員会

  仙台にマイティサミットが復興支援にいってきました。2010年のマイティサミットで「地球災害救助隊」を結成した次の年、3月11日に東北で大変な事がおこりました。
 アートの力で、少しでもみんなが明るくなればと願っています。アートは、人間の体の内にある元気なエネルギーをひきだすことが出来ます。
 みんなで世界を明るくするアートランプをつくりましょう!

 Roccó


ロコ・サトシ
70年代後半、桜木町東横線高架下で不思議なシルエットの壁画を描き始め、現在では横浜のウォール・ペイントの創始者として周知されています。89年横浜博覧会では、最大級のパビリオンをペイント。本牧、みなとみらい21、ポートサイドなど、横浜のシティ・キャラクターを形成する。重要な景観に作品を提供。95年には市営バスのペイントが話題を呼びました。渋谷区同潤会アパートのイベント、表参道の大壁画を担当。一方、90年よりサンディエゴ市に拠点を構え、その活動に対し同市長より謝意宣言書が発布されています。ボブ・マーリー生誕50周年記念コンサートでは平和賞を受賞。その年のアートオブザイヤー・ベスト10に選ばれました。99年には横浜市文化賞奨励賞芸術部門受賞。11年は横浜赤レンガ倉庫の100年前のカワラに絵を描くワークショップを月1で開催している。作家活動と並行してさまざまなワークショップを行っています。特に、町と学校と家庭とのつながりを深めるため、父母、教職者、自治体などと話し合いを重ね、美術を通して子どもたちの生活や学校の環境整備に力を入れています。

●ROCCO'S  WORKSHOP
①「世界を明るくするアートランプをつくろう!!」
日時:7月23日(火)、24日(水) 各14時~
②「夏のオリジナルTシャツを作ろう!」
日時:7月26日(金)、27日(土) 各14時~
■対象
小学生低学年(保護者同伴)~中学生
■定員
各日30名様・要予約
■参加費
各回とも1000円(税込み・材料費込み)
■ご予約・お問い合わせ 岩崎ミュージアム内「マイティ」係
 TEL.045-623-2111

■岩崎ミュージアム 第330回 企画展
Collaboration
ー Contemporary Prints from Canada, US and Japan −Pray for Peace−
2013年8月7日(水)~8月18日(日)
主催・プリントザウルス

" You Leave Me " Tracy L. Templeton プリントザウルス(国際版画交流協会)は、版画家による版画家同士の国際的な交流を目的に25年前に設立された団体です。美術館や評論家主導ではない、作家主導の団体は世界でも希少であり、日本との交流を希望する海外の作家たちにとっての日本の窓口となっています。 これまで国内のみならず、世界各地で多くのプロジェクトを企画し成功させてきました。
 「Collaboration」それぞれが力を合わせて、一つの作品を完成させる、語り合う、展覧会を完成する、そして、さらに可能性を探っていく。できるところから手をつないでいく、そして平和の実現へとつなげて行く。この展覧会にはそのような思いが込められています。二月にアメリカのサザンオレゴン大学でContemporary Japanese Prints展を開催しました。現地での手ごたえを得て今回は、賛同下さった日本人版画家とプリントザウルス計17名にアメリカ、カナダの7名の版画家を加え約60点の作品を展示いたします。
<出品作家名>
安芸真奈、上田靖之、ウチダヨシエ、遠藤竜太、太田真理子、河内成幸、北野敏美、園山晴巳、宮山広明、武藤正悟、山本早苗
(以上、プリントザウルス)
小林敬生、作田富幸、濱田富貴、原健、結城泰介、渡辺達正
Walter Jule、Bill Laing、Tracy Templeton、Guy Langevin、Marlene McCallum、Florin Hategan、Jon Swindler

■岩崎ミュージアム 第331回 企画展
齋藤眞紀展 「読めない絵本2」
2013年8月21日(水)~9月1日(日)

絵本なのに読めない!なんてなんか変です。そもそも絵本って、読むぞ~っていうより、見たり眺めたり、はたまた触ったりする感じですものね…。それなのに、「本を読む」ですって、だいたい読むって何でしょう?読めなきゃお前の文章読んでないよって、本当にそれが読むってことでしょうか?いろいろ考えてみると、実は分からないことだらけです。
ぜひ展覧会を観に来て下さい!と、言いたいところですが、じゃ、展覧会を観ればその意味が分かるのかって、それもどうでしょうか?『読めない絵本』だなんて、人を煙に巻くようなタイトルを付ける作者ですから、それもかなり怪しそうです。
世の中はとても複雑です。分かり易い言葉で説明仕切れるほど簡単ではありません(と思います)。
(急に真面目になりますが…)今のぼくらに必要なのは、難しいことを難しい言葉で、複雑なことを複雑に言い、それをきちんと読み解こうと努力する事だと思うのです。
展覧会の紹介にまったくなってませんでした。万が一…う~ん万が一はあり得ませんね…。

〈プロフィール〉64年川崎に生まれる。和光大学を卒業。1989年、舞台美術の制作を皮切りに、絵画、造形、版画と、具象、抽象を問わず、様々なジャンルで制作活動を行い、毎年個展を中心に精力的に発表をしている。岩崎ミュージアムをはじめ、各地の美術館や小学校でも定期的にワークショップの講師を務めるほか、スケッチ会を主宰するなど幅広く、美術の楽しみを広げる活動にも力を入れている。岩崎ミュージアムでは、94年、04、05年、07~09年、11、13年と個展を開催。05年以降はスケッチ40%展を毎年共催している。

■ワークショップ
岩崎ミュージアム 夏休み子どもも大人もワークショップ<読めない絵本をつくる>
2013年8月23日(金)、25日(日) 各日14時~16時

夏休みの恒例になりました!『子供も大人もおじいちゃんんもおばちゃんもみんなで楽しく笑って泣いてステキなものが作れる、わー、なんでこんな不思議なものが作れちゃうんでしょうってなもんやワークショップ???』のお知らせです。(夏休みの宿題にしようと思っているみなさん!ライバルに差をつけるチャンスです。)
今回は、大好評の【読めない絵本 】シリーズの2です。2ってからには、1の時よりヴァージョンアップをしているってことですから、簡単にはいかないかもしれませんよ~、心してきてくださいね~。でもその分、みんながあっとΣ(゚д゚驚くような凄い絵本ができ上がることは請け合いです。
どんなのが出来るのかって?それはいらしてからのお楽しみ!では、会場でお目にかかりましょう!

対象:子ども(5才くらい)~大人まで(小さなお子さまは保護者同伴で)
定員:20名様(要予約)※空きがあれば当日参加も可能です。
教材費:1,000円(税込)※親子やグループでひとつの作品をつくることも可能です。
ご予約・お問い合わせ
岩崎ミュージアム
Tel.045-623-2111

Sketch 40% 9th Exhibition~風がみえる~
2013年9月4日(水)~9月16日(月・祝)
主催 Sketch 40%

*スケッチはアレグロで
スケッチを英英辞書でひいてみると、a simple,quickly-made drawing that dose not have many details。国語辞典でひくと、「風景・事物などを大まかに写しとること。また、その絵。」とあります。前者から脱落したのは「quickly」です。でも、スケッチで一番本質的なのは「quickly」なのではと思うのです。光線の具合だけでなく、モチーフに感動した自分も刻一刻と変化します。斎藤先生のスケッチはスピード感を強く感じさせます。速いというと、思い出すのは子供の絵です。きっと皆が皆、集中して素早く描いています。私もそうでした。今はとても描くのが遅いのですが、スケッチを続けて、また速く描けるようになりたいと思っています。

*スケッチ40%とは
画家・アーティストの斎藤真紀氏を師と仰ぐスケッチ愛好会。「40%」とは、降雨確率が40%以下ならスケッチに集まるということから名づけられました。神田神保町の老舗画材店・文房堂が開くアートスクールで指導を受ける生徒有志が中心メンバーです。月に一度、港の見える丘公園を中心に、横浜市内や近郊でスケッチを続けています。‘05年より、岩崎ミュージアムで作品展を開催、今年で9回を数えます。’10年にはオランダ、昨年はポルトガルへ武者修行に出かけました。

スケッチ40%  松本 直子

■岩崎ミュージアム 第332回 企画展
横浜芝山漆器展
2013年9月18日(水)~9月23日(月・祝)
主催:横浜芝山漆器研究会
後援:横浜市経済局

漆黒の中に、貝類を中心とした文様が美しく光る漆器に外国人バイヤーは魅了されました。時に横浜開港(1859年)で賑わう往時の様子を事細かに横浜市史にも記述されています。
 芝山細工は、安政年間(1775年)の頃、上総の国芝山村(現在の千葉県成田空港の近く)の大野木専蔵(大山専蔵)によって始められたと云われています。
 大野木は江戸に出て芝山専蔵と名を改め芝山象嵌を広めました。
江戸を中心に受け継がれてきた芝山象嵌は横浜開港を機に、輸出に移行していきました。
 そのため横浜には、木地師、塗師、蒔絵師、芝山師などが全国から集まり、一時期は500人位の職人が集まる一大生産地として発展しました。
しかし、明治、大正と隆盛を誇った芝山漆器も関東大震災や横浜大空襲で大きな被害を受け、
多くの職人が離散してしましました。
 戦後は外国人相手のスーベニア製品等を作っていましたが、それも進駐軍の引上げにより
需要が減少しそのため職人もわずかになりました。
 横浜市も後継者育成事業を進めてきましたが、現在は横浜芝山漆器研究会が受継ぎ実技研修や啓発を行っています。
 今回は二年ぶりの展覧会で、研究会の技術指導をしています当会会長で横浜文化賞の赤堀郁彦氏や横浜マイスターの宮崎輝生氏の作品と併せて、講習性の創造意欲に溢れた作品の数々を展示販売いたします。

■岩崎ミュージアム 第333回 企画展
内田邦太郎 パート・ド・ベールガラス展
2013年9月25日(水)~9月29日(日)

 パート・ド・ベールという技法は、実に不思議なガラス技法です。フランス語でペースト状のガラスという、その言葉の通り一見してロウ細工のような、今にも溶け出してしまいそうな有機的な表現が、まさにこの技法の真骨頂と言えるでしょう。
 古代エジプトに端を発するといわれるこの技法を、アール・ヌーヴォー初期の彫刻家アンリ・クロが復興すると、ラリックをはじめとする当時のガラス作家たちによって、パート・ド・ベール技法によるガラス作品が次々に作られました。
 ロウを手練りで心ゆくまで膨らまし、自由闊達に穴を開け、伸ばし、垂らし、削る。従来のガラス技法にない自由な形状、色彩を思いのままに作ることできたのが大きな魅力だったのでしょう。
 先の大戦を境に、この技法は途絶え、ガラス工芸の中で最も難しい、幻の技法といわれてきましたが、1976年に日本で初めてこの技法を再現したのが内田邦太郎氏です。
 無機化学の素材(ガラス)による有機物の表現、その幻想的な色と形をお楽しみ下さい。

内田邦太郎 略歴
1942年 京都に生まれる
1967年 東京芸術大学工芸科(鋳金専攻)卒。大阪市立工業試験所。無機化学課ガラス研究室入所。色ガラスの調合研究
1968年 大阪市在三友硝子工芸入社。職人として5年間吹きガラスを修業
1976年 幻の技法と言われて途絶えていた「パート・ド・ベール」を戦後日本で初めて再現に成功
1987年
ニューヨーク・ヘラギャラリー招待出品、出品作をスイス・ローザンヌ美術館が買上展示
1990年
朝日現代クラフト展招待出品(同1992年)
1992年
「内田邦太郎パート・ド・ベール作品集」出版
岩崎ミュージアムでは1992年以降、今回で 回目の個展を開催。
京都・横浜・勝浦など、通年を通じて、積極的な展示会出展を行っている。現在も新たな作品創りに挑戦し続け、積極的な活動を継続している。

■岩崎ミュージアム 第334回 企画展

松野登美子 版画展

<第25回 個展>
2013年10月2日(水)~10月14日(月・祝)
版画アートラリーかながわ'13参加


「大気」30×35cm 銅版 港の見える丘公園からのすぐ近く、赤レンガの風情のある建物、岩崎ミュージアムで個展を開催することとなりました。2005年より版画、油絵、スケッチと、5回目の作品発表する機会を持つことができました事、大変感謝しています。
 今までにパストラルポエム、森の詩、回想、異国の風、大気、のシリーズを展示致しました。今回も引き続き「大気」で追求してみたいと思っています。
 空を見上げた時の、星の輝き、雲や風の動きに魅力を感じ、四季を通じて変化する様子を、表現方法を変えながら、制作しています。無限に広がる宇宙を夢見ています。
 毎回、銅版と道具をケースに並べていますが、今回は銅版制作過程を、写真で撮りましたので、見ていただき、親しみを感じていただければ幸せです。
 今年はおかげさまで、個展25回目を迎えることができまして、大変嬉しく思っています。会場で、緊張を感じながらも、絵の話ができる楽しさは、多大です。
 ご批評、ご高覧の程、お待ちしております。よろしくお願いします。

神奈川県横浜生まれ、武蔵野美術短期大学卒業、武蔵野美術学園版画研究科修了
1970年 県展新作家賞受賞 1971年 県議会議長賞受賞 1974年 県知事賞受賞
1980年 版画を始める。ヨーロッパ美術研修
1983年 大学版画国際交流展買上保存賞 受賞
1985~86年 版画「期待の新人作家」大賞展 ティコティン日本美術館収蔵(ISRAEL)
1986~92年 日本版画協会展  1985年 横須賀市民洋画展 1986年 文化財団賞受賞
1987~12年 カダケス国際ミニチュア版画展 2013年 ミニ個展(スペイン)
1988~13年 横浜美術協会 1990年 神奈川県教育委員会賞受賞
1992~93年 国際ミニプリント展買上賞(アメリカ)
1995、99、02年 養清堂画廊個展 1998年 棟方記念版画大賞展

1999年 山本鼎版画大賞展 トリエンナーレ
1999~02年 CWAJ現代版画展、ドローイングデッサン版画コンクール(フランス)
2001年 パリ国際サロン、JIAS国際賞受賞
2004年 中日現代国際美術展 中日藝術文化交流功労賞受賞(中国)
2005、06年、09年、11年、13年 岩崎ミュージアム個展
2007年~13年 横須賀美術協会 2007年 YB賞 2012年 会員賞受賞
2008年 高知国際版画トリエンナーレ展 2004年 版画集刊行
現在 春陽会会員 横浜美術協会会員 横須賀美術協会会員 個展25回

■岩崎ミュージアム 第335回 企画展
奥田直人 展 LEY LINE 希望の光 −自然の中にある抽象−

2013年10月17日(木)~10月27日(日)

横浜に縁があって、神奈川県民ホール、バンクアート、山手234番館、赤レンガ倉庫、岩崎ミュージアムと展示機会があり、皆様に感謝いたします。
○LEY LINE イギリスの学者が提唱した仮説です。古代の遺跡が東西に一直線に並び日の出の方向に向いているという説です。太陽信仰が古代にあったという推論に基づいています。岩崎ミュージアムが実は横浜の近代遺跡の初代ゲーテ座の跡地にあるというのも偶然とはいえ、不思議な縁を感じます。
○希望の光 私は光が表現の一部にならないかと考えています。絵の裏から光を当て、表面を光らせるアイデアです。障子を通して庭の光を室内に取り入れる日本文化に通じるような気がします。折しも東北の震災により自然への取り組み方が問われている今こそ「希望の光」を見つけなければなりません。私は自然の光こそが「希望の光」になると考えています。
○自然の中にある抽象 自然の形の中には抽象が含まれていると私は考えています。風景や自然の形の中に抽象があるのです。

近年の活動

  • 2012年11月
    • CONTEMPORARY ART FROM SWEDEN 横浜赤れんが倉庫
    • 9月 第1回 リキテックス アートプライズ  ラフォーレーレ六本木   
    • 7月 LEY LINE-光・幻影 展 岩崎ミュージアム (横浜 山手)
    • 6月 15人の表現者たち展 K’Sギャラリー 京橋
  • 2011年
    • 11月 MIRAGE 光・幻影・幻覚 展 横浜山手234番館
    • 6月トウキョウ・ミルキィウェイ夏至展アークネスアートギャラりー 
    • 5月第二回横浜開港記念アンデパンダン展 バンクアート
  • 2010年
    • 11月 東京アートショー 在日韓国大使館 文化院ギャラリー
    • 9月  COMTEMPORARY ART FROM JAPAN スウェーデン セーデルテリエ市立美術館
    • 7月 サマーオープン2010 バンクアートスタジオ 横浜
    • 7月 板室温泉大黒屋企画二人展 栃木県那須塩原
    • 6月~8月 アーティスト イン スタジオ 横浜バンクアート
    • 5月第5回タグボートアワード ターナーギャラリー 東京

第33回 てんらんかい
アトンメントセンター子供絵画教室
2013年10月30日(水)~11月4日(月・祝)

1年があっという間に過ぎ、今年も「第33回てんらんかい」の季節がやって来ました。今回デビューした油絵4人組に、更にパワーアップした水彩組…。高学年油絵2人組も加わり楽しい作品がたくさんできました。
 子どもたちには、人を思いやったり、お互いを助け合う優しい心を忘れずに、作品づくりに取り組んで欲しいと思っています。今年は自分のお気に入りの国を見つけ、オリジナルのパズルを造ってみました。子供たちがいかに楽しく表現したかを観て頂きたいと思います。会期中のワークショップもお楽しみに…。

岩崎ミュージアム第336回企画展
版画アートラリーかながわ’13参加
太平洋美術会 版画部展

2013年11月7日(木)~11月17日(日)

 「岩崎ミュージアム」の正式名称は「岩崎博物館(ゲーテ座記念)」です。ゲーテはドイツの詩人ゲーテと思っていましたが、そうではなく、英語の「ゲイティー」=「陽気な」という意味だそうです。1885年、横浜在住外国人によってゲーテ座が建てられ、ミュージアムはその跡地に1980年に設立されました。(※当時のゲーテ座は関東大震災で倒壊。)
 さて、版画の話をしましょう。ゲーテ座が出来て10年後、1895年、明治の版画家川上澄生がこの地、横浜で生まれています。川上は文明開化をテーマに版画で横浜の風景を多く残しています。ゲーテ座を描いた作品もあるかもしれませんね。私たちが制作している版画は伝統的な浮世絵版画に対し創作版画と呼ばれていますが、その先駆け的な存在である川上澄生がこの地、横浜と深い関係にあり、また今回もその横浜で我々太平洋版画部の版画展が開催となり、本当に幸せな事と実感しています。皆様、太平洋版画部のゲイティーな仲間たちの作品を、是非ご高覧下さい。お待ちしております。

戸田喜守

竹林治子平田 博戸田喜守

岩崎ミュージアム第337回企画展
版画アートラリーかながわ’13参加
「版と表現」 木口木版画を中心に

2013年11月20日(水)~12月8日(日)

 この展覧会は<版画アートラリーかながわ’13>に参加しています。神奈川と版画とは、神奈川アンデパンダン展、版17など、故・馬場梼男、由木礼先生の思い出ともつながります。
 版画には、じっと蓄える、切り開く彫り、執念で圧を加える刷り。そして表われ出る作品は、魅力を加えて突き進む。特に、木口木版画の密度と深さには、サイズをも変えて見えてきます。これからも見つづけたいファンのひとりとして、この機会を大切にしてそれぞれの作家の今をみつめ、感じる展覧会として、多くの方々にご高覧頂きたく思っています。よろしくお願いいたします。

スージ・アンティック&ギャラリー 鈴江花也乃

宮崎敬介

■参加作家
小川淳子・柄澤 齊・河内利衣・川﨑はな・栗田政裕・小泉美佳・鈴木康生釣谷幸輝野口和洋早川純子・牧野妙子・松岡 淳・三木 蘭・三塩佳晴・宮崎敬介・横山浪漫

岩崎ミュージアム第338回企画展
〜Merry Christmas & Happy New Year 2013〜

−活躍する日本のイラストレーター年鑑出版記念展覧会−

2013年12月11日(水)〜12月25日(水)
主催:株式会社シュガー 協賛:東洋インキ株式会社

 「活躍する日本のイラストレーター年鑑2014」が、本年11月末に全国書店にて発売致します。出版を記念して100人のイラストレーターの作品を展示したクリスマス展を開催します。クリスマスカード、ニューイヤーカードを中心に、ココでしか買えないオリジナルなクリスマス&年賀商品も販売いたします!

貸スペースによるイベント※お問合せ先は各主催団体になります。
当館主催または共催・協力イベント